特許
J-GLOBAL ID:200903061856958641

親和結合毛細管電気泳動による微量分析物の定量

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 秋元 輝雄
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-517085
公開番号(公開出願番号):特表平8-506182
出願日: 1994年01月12日
公開日(公表日): 1996年07月02日
要約:
【要約】サンプル中の微量の分析物の定量的検出方法が開示される。好ましい実施例における方法は、反応性スルフヒドリル基において蛍光染料で標識された免疫グロブリンFab’フラグメントを提供し;分析物を含む可能性があるサンプルと該標識Fab’フラグメントとを合わせ;得られた混合物の成分を電場で濃縮し;毛細管電気泳動によって、形成された標識分析物/作用物質複合体を一切の未反応標識作用物質から分離し;さらに標識分析物/作用物質複合体の蛍光信号を検出することを含む。本発明はまた、標識Fab’フラグメントの製造方法にも関するが、本方法は、免疫グロブリン分子を切断して1つのF(ab’)2フラグメントを得て;該F(ab’)2フラグメントのジスルフィド結合を還元し、各々が少なくとも1つの自由な反応性スルフヒドリル基をもつ2つのFab’フラグメントを得て;さらに、少なくとも1つの自由なスルフヒドリル基をもつFab’フラグメントを、自由なスルフヒドリル基と反応する蛍光染料と混合し、標識Fab’フラグメントを生成することを含む。好ましくは、最終混合工程の前に、鎖内ジスルフィド結合が各Fab’フラグメント内で酸化によって形成され、これによって、個々のFab’フラグメントがそれぞれ唯1つの反応性スルフヒドリル基をもつFab’フラグメントが製造される。この定量的検出方法はまた、より広範囲に標的分析物と複合体を形成するいずれの生物学的特異的作用物質の使用も含む。
請求項(抜粋):
反応性スルフヒドリルにおいて検出可能なレポーター基で標識された免疫グロブリンFab’フラグメントであって、当該分析物に結合し分析物-Fab’フラグメント複合体を形成できる当該Fab’フラグメントを提供し; 当該標識Fab’フラグメントを当該分析物を含む可能性があるサンプルと混合物中で組み合わせ; 毛細管電気泳動によって当該混合物の成分を分離し;さらに; 当該サンプル中の当該分析物の存在の表示として、当該分析物-Fab’複合体上の当該レポーター基を検出するという工程を含むサンプル中の微量分析物の定量的検出方法。
IPC (3件):
G01N 33/538 ,  G01N 27/447 ,  G01N 33/532
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開昭64-032170
  • 特開昭63-045561
審査官引用 (4件)
  • 特開昭64-032170
  • 特開昭63-045561
  • 特開昭64-032170
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