特許
J-GLOBAL ID:200903061858171223

単形性頻脈性不整脈から多形性頻脈性不整脈を識別する方法およびシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 社本 一夫 ,  増井 忠弐 ,  小林 泰 ,  千葉 昭男 ,  富田 博行
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-570995
公開番号(公開出願番号):特表2006-508774
出願日: 2003年12月03日
公開日(公表日): 2006年03月16日
要約:
【課題】 埋め込み可能医療デバイスにおいて、QRS群のウェーブレット変換信号処理を使用して多形性VTおよびVFの検出の特異性を高めるために、高レート単形性QRS群から高レート多形性QRS群を識別する方法およびシステムを提供する。【解決手段】 ウェーブレット変換を、QRS群のシーケンスのサンプリングされた振幅値に適用して、ウェーブレット変換係数(WTC)データセットが生成される。WTCデータセットのうちの少なくとも選択されたデータセットが処理され、ウェーブレット照合スコアを求めるために比較が行われる。連続するQRS群のシリーズのウェーブレット照合スコアに応じて、最も最近のQRS群を、多形性VTまたはVFを意味する可能性が大きいか、または、小さいものとして特徴付ける判定が行われる。
請求項(抜粋):
患者の心臓の多形性頻脈性不整脈を、心臓信号の検知された事象間の測定された時間間隔に応じて検出する埋め込み可能医療デバイスにおいて、単形性頻脈性不整脈と多形性頻脈性不整脈とを識別することの特異性を改善する方法であって、 a)前記測定された時間間隔の少なくとも最初の数が、前記多形性頻脈性不整脈検出基準を満足する時に、多形性頻脈性不整脈を一時的に断言すること、 b)信号振幅の複数のy個のデータセットを導出するように、前記心臓信号を、連続してサンプリングし、処理し、かつ、一時的に記憶すること、 c)信号振幅の前記それぞれの複数のy個のデータセットから、ウェーブレット変換係数の複数のy個のセットを連続して導出すること、 d)ウェーブレット変換係数の前記y個のセットのそれぞれの、前記ウェーブレット変換係数の少なくとも選択されたウェーブレット変換係数を比較し、少なくとも所定の照合許容誤差内で互いに一致する、ウェーブレット変換係数の前記y個のセットの照合カウントxを求める、比較すること、 e)前記照合カウントxが、前記対応する心臓信号が単形性頻脈性不整脈を示唆する形態安定性を示すことを指示する場合、多形性頻脈性不整脈の最終的な断言を保留すること、および f)前記照合カウントxが、前記対応する心臓信号が多形性頻脈性不整脈を示唆する形態不安定性を示すことを指示し、かつ、ステップa)にて前記多形性頻脈性不整脈が一時的に断言される場合、多形性頻脈性不整脈の最終的な断言を行うこと、 を含む、単形性頻脈性不整脈と多形性頻脈性不整脈とを識別することの特異性を改善する方法。
IPC (4件):
A61N 1/365 ,  A61N 1/37 ,  A61B 5/040 ,  A61B 5/045
FI (4件):
A61N1/365 ,  A61N1/37 ,  A61B5/04 310N ,  A61B5/04 312C
Fターム (14件):
4C027AA02 ,  4C027BB05 ,  4C027CC00 ,  4C027DD03 ,  4C027FF01 ,  4C027GG05 ,  4C027GG09 ,  4C027GG11 ,  4C027GG16 ,  4C027KK03 ,  4C053CC01 ,  4C053KK02 ,  4C053KK03 ,  4C053KK07
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特許第6393316号

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