特許
J-GLOBAL ID:200903061906766099

自動車の車体構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大島 陽一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-236741
公開番号(公開出願番号):特開2000-062644
出願日: 1998年08月24日
公開日(公表日): 2000年02月29日
要約:
【要約】【課題】 車体寸法のコンパクト化と乗員減速度の低減とをより一層高次元に両立し得る変形モードを実現可能な自動車の車体構造を提供する。【解決手段】 車体の前後方向に延びるガイド部材の前方に、圧縮荷重により圧壊する圧壊部及び前後方向の所定のスライド量を確保するためのスライド部を有するスライド部材をスライド可能に支持し、スライド部材のスライド開始荷重及びスライド中の抵抗を規定する荷重制御構造を設け、衝突初期にスライド部材の圧壊部が連続的に圧壊して小さなストロークで一時的に大きな初期反力を発生し、その後スライド部材がスライドを開始して大きなストロークで初期反力よりも低い反力を発生し続けるようにすることにより、衝突反力を衝突の前半に高くし、後半に低くすることで、乗員減速度の低減に好ましい車体低減速度波形を実現し、従来よりもコンパクトな車体寸法(ダイナミックストローク)に於ても傷害低減を達成することができる。
請求項(抜粋):
衝突時に減速度の作用方向に沿う圧縮荷重を受ける構造を備える自動車の車体構造であって、車体の前後方向に延びるガイド部材と、前記ガイド部材の前方にて該ガイド部材に前後方向にスライド可能に支持され、かつ前記圧縮荷重により圧壊する圧壊部及び前後方向の所定のスライド量を確保するためのスライド部を有するスライド部材と、前記スライド部材のスライド開始荷重及びスライド中の抵抗を規定する荷重制御構造とを具備し、前記スライド部材の圧壊部が前記圧縮荷重により圧壊する荷重よりも前記荷重制御構造による前記スライド部材のスライド開始荷重の方が大きくなっており、かつ前記スライド開始荷重よりも前記スライド部材のスライド部が変形する荷重の方が大きくなっており、かつ前記スライド部材のスライド中の抵抗よりも前記スライド部材の圧壊部が前記圧縮荷重により圧壊する荷重の方が大きくなっており、衝突初期に前記スライド部材の圧壊部が連続的に圧壊して小さなストロークで一時的に大きな初期反力を発生し、その後前記スライド部材がスライドを開始して大きなストロークで前記初期反力よりも低い反力を発生し続けるようになっていることを特徴とする自動車の車体構造。
IPC (2件):
B62D 21/15 ,  B62D 25/20
FI (2件):
B62D 21/15 C ,  B62D 25/20 C
Fターム (4件):
3D003AA05 ,  3D003BB02 ,  3D003CA18 ,  3D003DA14

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