特許
J-GLOBAL ID:200903061942257540

レーザ加工方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 神崎 真一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-350932
公開番号(公開出願番号):特開平6-170565
出願日: 1992年12月04日
公開日(公表日): 1994年06月21日
要約:
【要約】【構成】 加工ヘッド2は制御装置10によって直接制御されるが、レーザ発振器1は発振器制御手段11を介して制御装置10によって制御される。そのため、発振器制御手段11を介する分だけレーザ発振器1の作動は加工ヘッド2よりも遅れる。このようないわゆる汎用型のレーザ加工装置を前提として、制御装置10に溶接加工モード15を設けている。溶接加工モード15によって被加工物4に溶接加工を施すと、溶接開始位置Aではレーザ光線Lの照射と同時に加工ヘッド2が移動し、溶接終了位置Bではレーザ光線Lの照射の停止と同時に加工ヘッド2の移動が停止する。【効果】 加工ヘッド2に対するレーザ発振器1の作動遅れを実質的に解消できるので、溶接加工領域の全域にわたって均一な溶接幅を得ることができる。
請求項(抜粋):
レーザ光線を放射するレーザ発振器と、被加工物を載置する加工テーブルと、上記レーザ発振器から放射されたレーザ光線を加工テーブル上の被加工物に向けて照射する加工ヘッドと、加工テーブル上に載置した被加工物と上記加工ヘッドとを相対移動させる移動手段と、上記レーザ発振器の作動を制御する発振器制御手段と、上記移動手段に対して作動開始信号あるいは作動停止信号を発信して該移動手段の作動を制御するとともに、上記発振器制御手段に対して作動開始信号あるいは作動停止信号を発信して、該発振器制御手段を介してレーザ発振器の作動を制御する制御装置とを備え、上記制御装置に溶接加工モードを設けて、該溶接加工モードでは、制御装置に入力された被加工物の溶接開始位置に関するデータを基に、制御装置から上記移動手段および発振器制御手段に対して同時に作動開始信号を発信した際に、上記発振器制御手段を介する分だけ移動手段の作動開始よりもレーザ発振器の作動開始が遅れる時間に相当する距離だけ上記溶接開始位置よりも前方側にずれた仮想溶接開始位置を演算し、上記移動手段を介して仮想溶接開始位置まで加工ヘッドを移動させてから同時に移動手段および発振器制御手段に対して作動開始信号を発信して溶接加工を開始し、また、制御装置に入力された被加工物の溶接終了位置に関するデータを基に、制御装置から上記移動手段および発振器制御手段に対して同時に作動停止信号を発信した際に、上記発振器制御手段を介する分だけ移動手段の作動停止よりもレーザ発振器の作動停止が遅れる時間を演算し、その遅れ時間分だけ上記移動手段よりも先に発振器制御手段に対する作動停止信号を発信し、さらに上記発振器制御手段に対する作動停止信号を発信してから上記演算した遅れ時間分だけ経過してから上記移動手段に作動停止信号を発信して溶接加工を終了することを特徴とするレーザ加工方法。
IPC (4件):
B23K 26/00 ,  B23K 26/00 310 ,  B23K 26/00 320 ,  B23K 26/08

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