特許
J-GLOBAL ID:200903061949884370

吸収式ヒートポンプ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森本 義弘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-308521
公開番号(公開出願番号):特開平8-166177
出願日: 1994年12月13日
公開日(公表日): 1996年06月25日
要約:
【要約】【目的】 構成が簡単な三重効用式の吸収式ヒートポンプ装置を提供する。【構成】 臭化リチウム水溶液を吸収液とした低温部ヒートポンプ2と、硝酸水溶液を吸収液とした高温部ヒートポンプ3とを有し、この低温部ヒートポンプ2に、低温部吸収器12からの吸収液を順次加熱する第1,第2中温部再生器21,22と、この第2中温部再生器22で分離された水蒸気を順次凝縮させる第1,第2中温部凝縮器23,24 を具備させ、第2中温部再生器22の駆動熱源として、高温部再生器33から移送される水蒸気の熱を使用し、第1および第2中温部凝縮器23,24を高温部蒸発器31および低温部再生器13内に配置して、第2中温部再生器22で分離された水蒸気の持つ熱を、高温部蒸発器31および低温部再生器13の駆動熱源としたものである。
請求項(抜粋):
それぞれ蒸発→吸収→再生→凝縮からなる吸収サイクルを行わせる低温側ヒートポンプおよび高温側ヒートポンプを有し、上記低温側ヒートポンプを、冷媒蒸気を蒸発させる低温部蒸発器と、この低温部蒸発器で蒸発された冷媒蒸気を導いて吸収液に吸収させる低温部吸収器と、この低温部吸収器内の濃度が薄くなった吸収液を導いて順次加熱する第1および第2中温部再生器と、この第2中温部再生器で加熱された吸収液を導いてさらに加熱する低温部再生器と、この低温部再生器で分離された冷媒蒸気を導いて凝縮させる低温部凝縮器と、上記第2中温部再生器で分離された冷媒蒸気を導いて順次凝縮させる第1および第2中温部凝縮器とから構成し、上記高温側ヒートポンプを、上記第1中温部凝縮器の伝熱管が内部に配置されるとともにこの伝熱管に第2中温部再生器で分離された冷媒蒸気を導きその熱により冷媒蒸気を発生させる高温部蒸発器と、上記第1中温部再生器の伝熱管が内部に配置されるとともに上記高温部蒸発器からの冷媒蒸気を導いて吸収液に吸収させる高温部吸収器と、この高温部吸収器で冷媒蒸気を吸収して濃度が薄くなった吸収液を導いて加熱する高温部再生器と、上記第2中温部再生器内に配置された伝熱管を有しかつこの伝熱管に上記高温部再生器で分離された冷媒蒸気を導くようにした高温部凝縮器とから構成し、かつ低温側ヒートポンプにおける作動流体として臭化リチウム水溶液を使用するとともに、高温側ヒートポンプにおける作動流体として硝酸塩水溶液を使用したことを特徴とする吸収式ヒートポンプ装置。

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