特許
J-GLOBAL ID:200903061968971365

回転位置検出器の調整方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 安形 雄三
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-124655
公開番号(公開出願番号):特開平6-314126
出願日: 1993年04月30日
公開日(公表日): 1994年11月08日
要約:
【要約】【目的】 回転位置検出器の調整方法において、2相正弦波信号の直流オフセット電圧、位相差、振幅差を自動的に調整する。【構成】 2相正弦波信号の瞬時値x,yを用いてx/yまたはy/xを求め、これをtanの逆関数変換した結果および前記2相正弦波信号のゼロクロスをカウントすることによって周波数を計測した結果から前記回転体の回転位置検出値を求める。前記回転体の回転速度検出値および速度検出誤差を求め、この速度検出誤差と前記2相正弦波信号との積に基づいて正弦波信号に含まれる直流オフセット成分の大きさを調整する。前記2相正弦波信号のそれぞれを互いに乗算することによって当該正弦波信号の2倍の周波数である第1の2逓倍正弦波信号を算出し、当該第1の2逓倍正弦波信号を微分または積分することによって第2の2逓倍正弦波信号を算出する。前記速度検出誤差とこれらの2逓倍正弦波信号との積に基づいて前記2相正弦波信号の位相差および振幅差を調整する。
請求項(抜粋):
回転体の回転速度に比例した周波数の2相正弦波信号を出力する回転位置検出器の調整方法において、前記2相正弦波信号の瞬時値x,yを用いてx/yまたはy/xを求め、これをtanの逆関数に変換した結果および前記2相正弦波信号のゼロクロスをカウントすることによって周波数を計測した結果から前記回転体の回転位置検出値を求め、当該回転位置検出値を微分することによって前記回転体の回転速度検出値を求め、当該回転速度検出値の平均値から当該回転速度検出値を減算することによって速度検出誤差を求め、当該速度検出誤差と前記2相正弦波信号との積に基づいて当該正弦波信号に含まれる直流オフセット電圧成分の大きさを調整し、前記2相正弦波信号のそれぞれを互いに乗算することによって当該正弦波信号の2倍の周波数である第1の2逓倍正弦波信号を算出し、当該第1の2逓倍正弦波信号を微分または積分することによって第2の2逓倍正弦波信号を算出し、前記速度検出誤差と前記第1の2逓倍正弦波信号との積に基づいて前記2相正弦波信号の位相差を調整し、前記速度検出誤差と前記第2の2逓倍正弦波信号との積に基づいて前記2相正弦波信号の振幅差を調整するようにしたことを特徴とする回転位置検出器の調整方法。
IPC (2件):
G05D 3/12 ,  G01B 21/22

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