特許
J-GLOBAL ID:200903062021028801

ビール用安定化処理剤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 郁男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-115702
公開番号(公開出願番号):特開平8-066176
出願日: 1995年05月15日
公開日(公表日): 1996年03月12日
要約:
【要約】【目的】 ビールのpH領域で大きな負のゼータ電位を示す特定の非晶質シリカから成るビール用安定化処理剤を提供する。【構成】 比表面積が100乃至600m2 /gで、1乃至2cc/gの細孔容積を有し、シリカ表面のOH基の数が7個/nm2 以下であるキセロゲルタイプの非晶質シリカから成り、その水性懸濁体のpHが4乃至6.2で且つそのゼータ電位がマイナスでその絶対値が20mV以上である非晶質シリカから成る。【効果】 本発明による非晶質シリカ粒子をビールの処理剤として使用すると、その水性懸濁体のpHは弱酸性のビールのpHに近く、しかも大きな負のゼータ電位を示すことからオリを有効に除去し、しかもビールの泡持ち及びビールの香味保存性を向上させる。
請求項(抜粋):
下記式a M 2/m O・SiO2 ・nH2 O ...(A)式中、Mはアルカリ金属及び/またはアルカリ土類金属を表わし、mは金属Mの価数を表わし、aは0乃至5×10-3の数であり、nは0乃至0.2の数である、で表わされる組成を有し、100乃至600m2 /gの比表面積と1.0乃至2.0cc/gの細孔容積とを有し、且つ下記式RA =I970/I1100 ...(1)式中、I970 は、赤外線吸収スペクトルの波数970cm-1のピークの吸光度であり、I1100は赤外線吸収スペクトルの波数1100cm-1のピークの吸光度である、で定義される吸光度比(RA )が0.02以上、0.20未満である非晶質シリカから成り、濃度1000ppm及び温度25°Cでの水性懸濁液pHが4乃至6.2であり且つ該水性懸濁液のゼータ電位がマイナスでその絶対値が20mV以上であることを特徴とするビール用安定化処理剤。
IPC (2件):
C12H 1/02 ,  C01B 33/18

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