特許
J-GLOBAL ID:200903062067057199

フタロシアニン系光導電性組成物およびこれを用いた電子写真感光体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 津国 肇 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-233569
公開番号(公開出願番号):特開平6-080897
出願日: 1992年09月01日
公開日(公表日): 1994年03月22日
要約:
【要約】【構成】 フタロニトリル、無水フタル酸などのフタロシアニン環を形成しうる有機化合物と金属塩化物などを180°C以上に加熱して得られるフタロシアニン100重量部並びに電子吸引基置換フタロシアニン誘導体0.01〜10重量部を、フタロシアニンおよびフタロシアニン誘導体を溶解する有機酸に溶解した後、貧溶媒によって析出させて得られ組成物からなるフタロシアニン系光導電性組成物およびそれを用いた電子写真感光体【効果】 本発明のフタロシアニン系組成物は、従来の無機酸処理の組成物に比べて、結晶粒子の分布が狭く、微粒子状かつ均一な混合状態であり、該組成物を用いた電子写真感光体に対しデジタル的に反応する感光体の光特性および暗減衰特性が向上し、繰り返しによる感度の安定性もよいものである。
請求項(抜粋):
(1)原料として、(a)式(I):【化1】(式中、X1 およびX2 は、それぞれカルボキシル基、シアノ基又はカルバモイル基を表すか、あるいはX1 およびX2 が一緒になって-CO-O-CO-基又は-CO-NH-CO-基を表す)で示される化合物;(b)上記式(I)においてX1 およびX2 が窒素を含有しない基である場合には、尿素およびアザポルフィン核を形成させる触媒;並びに(c)金属塩化物;を用いて180°C以上で反応させて得られたフタロシアニン100重量部、並びに、(2)式(II):【化2】(式中、Mは、水素原子またはフタロシアニンと共有結合もしくは配位結合し得る原子または化合物を表し、R1 〜R8 は、同一または異なって、水素原子または電子吸引基を表すが、少なくとも4つは電子吸引基である)で示されるフタロシアニン誘導体0.01〜10重量部を、(3)フタロシアニンおよびフタロシアニン誘導体を溶解する有機酸に溶解した後、貧溶媒によって析出させて得られる組成物からなるフタロシアニン系光導電性組成物。
IPC (3件):
C09B 67/20 ,  C09B 67/50 ,  G03G 5/06 371

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