特許
J-GLOBAL ID:200903062074357696

磁性記録媒体及びその記録再生方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-248399
公開番号(公開出願番号):特開平10-092031
出願日: 1996年09月19日
公開日(公表日): 1998年04月10日
要約:
【要約】【課題】 記録マークの境界部に存在する磁壁を温度勾配によって移動させ、この磁壁移動を検出する、高密度記録信号の再生方法において、この機能を安定に実現するためのより適正化された条件を開示することにより、高密度記録再生が可能な磁性記録媒体並びにその再生方法を提供することを目的とする。【解決手段】 第1、第2、第3の磁性層が順次積層され、温度Tにおける第1の磁性層の磁壁エネルギー密度、飽和磁化、磁壁抗磁力、及び膜厚を、それぞれσ1、Ms1、Hw1、及びh1とし、同じく第3の磁性層の磁壁エネルギー密度、飽和磁化、磁壁抗磁力、及び膜厚を、それぞれσ3、Ms3、Hw3、及びh3とし、該第1の磁性層と該第3の磁性層との間の界面磁壁エネルギー密度をσw13とし、該σw13が0erg/cm2になる最低温度をTsとした時、これらのパラメータが特定の条件を満たすことを特徴とする磁性記録媒体。
請求項(抜粋):
少なくとも第1、第2、第3の磁性層が順次積層されている磁性記録媒体であって、cgs単位系で表された温度Tにおける第1の磁性層の磁壁エネルギー密度、飽和磁化、磁壁抗磁力、及び膜厚を、それぞれσ1、Ms1、Hw1及びh1とし、同じく第3の磁性層の磁壁エネルギー密度、飽和磁化、磁壁抗磁力、及び膜厚を、それぞれσ3、Ms3、Hw3及びh3とし、該第1の磁性層と該第3の磁性層との間の界面磁壁エネルギー密度をσw13とし、該σw13が0erg/cm<SP>2</SP>になる最低温度をTsとした時、少なくとも室温において、2Ms1*Hw1<σw13/h1かつ、2Ms3*Hw3>σw13/h3を満たし、かつ、該温度Ts以上で、該第1の磁性層のキュリー温度Tc1よりも10°C以上低い温度範囲に、適当な温度Tpを選んだ時に、少なくともTs以上、Tp以下の温度範囲において、k1(T)<k3(T)かつ、【数1】を満たすことを特徴とする磁性記録媒体。但し、k1(T)=(2Ms1*Hw1+σW13/h1)/|dσ1/dT|k3(T)=(2Ms3*Hw3-σW13/h3)/|dσ3/dT|とする。
IPC (3件):
G11B 11/10 506 ,  G11B 11/10 541 ,  G11B 11/10 586
FI (3件):
G11B 11/10 506 A ,  G11B 11/10 541 B ,  G11B 11/10 586 A
引用特許:
出願人引用 (1件)

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