特許
J-GLOBAL ID:200903062099824701

アンチスキッド制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池田 一眞
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-241819
公開番号(公開出願番号):特開平8-080829
出願日: 1994年09月09日
公開日(公表日): 1996年03月26日
要約:
【要約】【目的】 ダイアゴナル2系統ブレーキシステムにおける各ホイールシリンダ内のブレーキ液をリザーバに収容すると共に、液圧ポンプによってホイールシリンダに戻す方式の装置において、後方両側の車輪に対しローセレクト同時制御を行なう場合に、安定した制動力制御を行なう。【構成】 液圧制御装置FV1,FV2を駆動し、ホイールシリンダWC1等を戻し用液圧路RPを介してリザーバRT1,RT2に連通接続し、ブレーキ液をリザーバ内に収容して減圧し、液圧ポンプFP1,FP2の作動に応じてリザーバ内のブレーキ液を戻し用液圧路に吐出してホイールシリンダ内を増圧する。そして、車輪RR,RLに関し、車輪速度検出手段WSの出力に基づき車輪選択手段LSによって低速側の車輪を選択し、ローセレクト同時制御を行なう際、補正手段AMによって両車輪に対する液圧制御を、例えば一方の昇圧勾配を調整して補正する。
請求項(抜粋):
車両の前方及び後方の両側の車輪の各々に装着し制動力を付与するホイールシリンダと、該ホイールシリンダの各々にブレーキ液を供給し液圧を付与する液圧発生装置と、前記車両前方右側のホイールシリンダ及び前記車両後方左側のホイールシリンダに対して前記液圧発生装置のブレーキ液を供給する第1の液圧系統と、前記車両前方左側のホイールシリンダ及び前記車両後方右側のホイールシリンダに対して前記液圧発生装置のブレーキ液を供給する第2の液圧系統と、前記第1及び第2の液圧系統の各々における前記液圧発生装置と前記ホイールシリンダの各々との間に介装し各ホイールシリンダ内の液圧を制御する第1及び第2の液圧制御装置と、該第1及び第2の液圧制御装置と前記第1及び第2の液圧系統のホイールシリンダの各々を連通接続する戻し用液圧路と、該戻し用液圧路の各々に接続し前記ホイールシリンダ側に吐出口を有する第1及び第2の液圧ポンプと、該第1及び第2の液圧ポンプの吸入口側に夫々接続し所定容量のブレーキ液を貯蔵し得る第1及び第2のリザーバと、前記車輪の各々の車輪速度を検出する車輪速度検出手段と、該車輪速度検出手段の出力信号に応じて前記第1及び第2の液圧制御装置並びに前記第1及び第2の液圧ポンプを駆動し、前記第1及び第2の液圧制御装置を介して各ホイールシリンダ内のブレーキ液を夫々前記第1及び第2のリザーバに収容すると共に、前記第1の液圧ポンプの作動に応じて前記第1のリザーバ内のブレーキ液を前記車両前方右側及び後方左側のホイールシリンダに戻し、前記第2の液圧ポンプの作動に応じて前記第2のリザーバ内のブレーキ液を前記車両前方左側及び後方右側のホイールシリンダに戻し、各ホイールシリンダ内の液圧を増減して制動力を制御する制動力制御手段を備え、該制動力制御手段により前記車両後方両側の車輪に対する制動力を低速側の車輪速度に基づいて同時制御するアンチスキッド制御装置において、前記制動力制御手段は、前記車輪速度検出手段が検出した前記車両後方両側の車輪の車輪速度に基づき低速側の車輪を選択する車輪選択手段と、該車輪選択手段の選択結果及び前記車輪速度検出手段の出力信号に応じて前記第1及び第2の液圧制御装置を駆動し各ホイールシリンダ内の液圧を制御する第1及び第2の駆動制御手段と、該第1及び第2の駆動制御手段による前記車両後方両側のホイールシリンダ内の液圧制御に対し前記車輪選択手段の選択結果に応じて補正する補正手段とを備えたことを特徴とするアンチスキッド制御装置。
IPC (2件):
B60T 8/48 ,  B60T 8/58

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