特許
J-GLOBAL ID:200903062151842560
空気調和設備の制御方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-106783
公開番号(公開出願番号):特開平6-317335
出願日: 1993年05月07日
公開日(公表日): 1994年11月15日
要約:
【要約】【目的】主要な目的は、可変風量装置を備えた空調設備において通常の制御では過冷の空調ゾーンと過暖の空調ゾーンが共存してしまう場合に、より改善された空調ゾーンが得られるようにすることにある。【構成】送風ダクトから分岐する分岐ダクト20aに、可変風量装置25が設けられている。この可変風量装置25は、主ダンパ27と予備ダンパ40を備えている。主ダンパ27は、設定最大風量から設定最小風量の範囲で、空調ゾーンの設定温度に応じた要求風量が得られるように、システムコントローラによって開度が調整される。例えば冷房時に、設定最小風量で過冷の空調ゾーンと、設定最大風量で過暖の空調ゾーンが同時に存在した場合に、予備ダンパ40を開動させ給気量を増加させることで過暖の空調ゾーンを改善するとともに、送風温度を1段階上昇させることによって過冷の空調ゾーンの改善も図る。
請求項(抜粋):
送風温度を変えることのできる空気調和装置から複数の分岐ダクトと可変風量装置を介して複数の空調ゾーンに給気を行う空気調和設備の制御方法であって、上記可変風量装置は、各空調ゾーンに応じて予め決められた設定最小風量から設定最大風量までの範囲で開度がシステムコントローラによって制御される主ダンパと、この主ダンパに並設された予備ダンパとを備えており、上記システムコントローラによる制御は、上記複数の空調ゾーンのうち設定最大風量で運転されている可変風量装置が有るか否かを判断するステップ(S2)(S16) と、上記ステップ(S2)(S16) において設定最大風量の可変風量装置が有ると判断された場合に、設定最小風量で運転されている可変風量装置が有るか否かを判断するステップ(S3)(S17) と、上記ステップ(S3)(S17) において設定最小風量の可変風量装置が無いと判断された時、冷房時には送風温度を下げ、暖房時には送風温度を上げるステップと、上記ステップ(S3)(S17) において設定最小風量の可変風量装置が有ると判断された時に、設定最小風量で運転されている空調ゾーンが冷房時に過冷か否かを、暖房時には過暖か否かを判断するステップ(S4)(S18) と、上記ステップ(S4)(S18) において過冷あるいは過暖であると判断された場合に設定最大風量で運転されている空調ゾーンが冷房時に過暖か否かを、暖房時には過冷か否かを判断するステップ(S9)(S23) と、上記ステップ(S9)(S23) において過冷あるいは過暖であると判断された場合に前記予備ダンパが開いているか否かを判断するステップ(S31)(S33)と、上記ステップ(S31)(S33)において予備ダンパが開いていないと判断された時に予備ダンパを開けるとともに、冷房時には送風温度を上げ、暖房時には送風温度を下げるステップとを具備したことを特徴とする空気調和設備の制御方法。
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