特許
J-GLOBAL ID:200903062231640798
乳癌幹細胞の予測的同定および特徴づけ
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (3件):
清水 初志
, 橋本 一憲
, 新見 浩一
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-551505
公開番号(公開出願番号):特表2005-511754
出願日: 2002年12月06日
公開日(公表日): 2005年04月28日
要約:
ヒト乳房腫瘍は不均一な癌細胞を含む。ヒト乳癌細胞を免疫無防備状態のマウスで増殖させた動物異種移植モデルを用いて、我々は、ごく一部の乳癌細胞しか新規腫瘍を形成する能力を有しないことを見出した。新規腫瘍を形成する能力は確率的な性質ではなく、むしろ一定の癌細胞集団で新規腫瘍を形成させる能力が減り、他の集団で新規腫瘍を形成させる能力が濃縮された。腫瘍形成性細胞は、表面マーカー発現に基づき、非腫瘍形成性癌細胞から区別することができる。我々は予測的に、腫瘍形成性細胞をCD44+CD24-/loLINEAGE-として同定し単離した。この集団由来の細胞は100個という少ない細胞で、動物異種移植モデルにおいて腫瘍形成することができたが、非腫瘍形成性集団由来の何万という細胞は腫瘍を形成できなかった。腫瘍形成性細胞は連続継代でき、毎回、多数のCD44+CD24-/lowLINEAGE-腫瘍形成性細胞と共に、表現型が雑多な非腫瘍形成性癌細胞集団を含む、新規腫瘍が形成された。これは自己複製し分化する正常幹細胞の能力を連想させる。可能性のある治療標的の発現がまた、腫瘍形成性集団と非腫瘍形成性集団との間で異なった。Notch活性化は腫瘍形成性細胞の生存を促進し、Notch4に対するブロッキング抗体により腫瘍形成性乳癌細胞のアポトーシスが引き起こされた。
請求項(抜粋):
固形腫瘍の細胞を、Notch4ポリペプチドに対し誘導される治療上有効な量の作用物質と接触させる過程を含む、固形腫瘍のサイズを縮減するための方法。
IPC (7件):
A61K45/00
, A61K35/76
, A61K38/00
, A61K39/395
, A61P15/00
, A61P35/00
, G01N33/574
FI (8件):
A61K45/00
, A61K35/76
, A61K39/395 E
, A61K39/395 T
, A61P15/00
, A61P35/00
, G01N33/574 Z
, A61K37/02
Fターム (26件):
4C084AA02
, 4C084AA17
, 4C084BA08
, 4C084BA23
, 4C084CA62
, 4C084DA27
, 4C084NA13
, 4C084NA14
, 4C084ZA262
, 4C084ZA812
, 4C085AA13
, 4C085AA14
, 4C085BB11
, 4C085CC02
, 4C085CC21
, 4C085CC23
, 4C085EE01
, 4C087AA01
, 4C087AA02
, 4C087BC83
, 4C087CA12
, 4C087NA01
, 4C087NA13
, 4C087NA14
, 4C087ZA26
, 4C087ZA81
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