特許
J-GLOBAL ID:200903062276725980

ブラシレスモータの制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大原 拓也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-053565
公開番号(公開出願番号):特開平8-223973
出願日: 1995年02月17日
公開日(公表日): 1996年08月30日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 ブラシレスモータの制御方法において、安価なマイクロコンピュータを用い、電機子巻線の通電を適切に切り替え、振動や騒音の低減、回転の安定化を可能とする。【構成】 電機子巻線の端子電圧(誘起電圧)と基準電圧とを比較回路10bで比較し、交点で変化する位置信号Dの変化を制御回路11により検出し、この変化点により1周期(電気角360)の時間を算出、記憶する。今回と前回計時の1周期の時間の差を算出し、時間差に応じてテーブルのデータを読み出し、電気角30度相当の時間については今回の変化点前に算出し、電気角90度および150度相当の時間については今回計時された1周期の時間をもとにして算出し、それら算出時間を計時し、この計時終了点で電機子巻線の通電を切り替える。
請求項(抜粋):
直流電源をインバータ手段でスイッチングして多相の電機子巻線を有するブラシレスモータに印加し、かつ前記ブラシレスモータの回転子の位置検出に基づいて前記インバータ手段を駆動して前記電機子巻線の通電を切り替えるブラシレスモータの制御方法であって、前記電機子巻線に発生する誘起電圧と基準電圧とを比較して前記ブラシレスモータの回転に同期した位置信号を得、該位置信号の変化点をもとにして1周期または半周期の時間(電気角360度に相当する時間)を計時し、該計時された時間を常に所定数だけ記憶し、今回計時された1周期または半周期の時間と前回計時されている1周期または半周期の時間との差を算出し、該算出時間差に応じて予め設定されたテーブルのデータを読み出す一方、前回計時された1周期または半周期の時間をもとにして前記通電切り替えタイミングに相当する時間(該時間のうち少なくとも最も短い時間)を今回の位置検出点前に算出するとともに、該算出された時間を前記読み出されたデータで補正し、前記補正された通電切り替えタイミングに相当する時間を今回の位置信号の変化点から計時し、該計時の終了時点で前記電機子巻線の通電を切り替えるようにしたことを特徴とするブラシレスモータの制御方法。

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