特許
J-GLOBAL ID:200903062308427367

低温至適プロテアーゼ、これを生産する微生物及び当該プロテアーゼの製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 有賀 三幸 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-135057
公開番号(公開出願番号):特開平8-322564
出願日: 1995年06月01日
公開日(公表日): 1996年12月10日
要約:
【要約】【構成】 次の酵素学的性質を有する低温至適プロテアーゼ、これを生産する微生物及び当該プロテアーゼの製造法。1)作用温度及び最適温度0〜60°Cで作用し、最適温度は25〜30°Cの間にある。Ca2+イオンが存在すると最適温度は50°Cに上昇する。0°C(氷水中)でも最適温度活性値の20〜30%の活性を保持する。2)温度安定性pH7.0、15分間の処理条件で40°Cまで安定であり、Ca2+イオンが存在すると50°Cまで安定である。3)作用pH及び最適pH作用pH範囲は5〜10であり、最適pHは7.0近傍にある。4)pH安定性20°C、15分間の処理条件でpH5.8〜9.8までの各pHで安定である。【効果】 作用最適温度を低温領域に有し、種々の界面活性剤によってもほとんど阻害を受けない。
請求項(抜粋):
次の酵素学的性質を有する低温至適プロテアーゼ。1)作用温度及び最適温度0〜60°Cで作用し、最適温度は25〜30°Cの間にある。Ca2+イオンが存在すると最適温度は50°Cに上昇する。0°C(氷水中)でも最適温度活性値の20〜30%の活性を保持する。2)温度安定性pH7.0、15分間の処理条件で40°Cまで安定であり、Ca2+イオンが存在すると50°Cまで安定である。3)作用pH及び最適pH作用pH範囲は5〜10であり、最適pHは7.0近傍にある。4)pH安定性20°C、15分間の処理条件でpH5.8〜9.8までの各pHで安定である。5)分子量ソジウムドデシル硫酸(SDS)-ポリアクリルアミドゲル電気泳動法による推定分子量は、38,000±1,000である。6)等電点pH9.7近傍にある。7)基質特異性天然基質であるカゼイン、ジメチルカゼイン、ヘモグロビン、ゼラチン及びケラチンに対して作用する。8)金属イオンの影響Hg2+イオンによって強く阻害される。9)阻害剤EDTA及びEGTAによって強く阻害される。フェニルメタンスルホニルフルオライド(PMSF)、キモスタチン、p-クロロマーキュリー安息香酸(PCMB)、5,5′-ジチオ-ビス(2-ニトロ安息香酸)(DTNB)及びN-エチルマレイミド(NEM)によって全く阻害を受けない。10)界面活性剤の影響ソジウムドデシル硫酸(SDS)、ソジウムα-オレフィンスルホン酸(AOS)、ソジウムアルカンスルホン酸(SAS)、α-スルホ脂肪酸エステル(α-SFE)、ソフタノール(70H)及びソジウム直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(LAS)に対して極めて安定である。
IPC (4件):
C12N 9/54 ,  C12N 1/20 ,  C11D 3/386 ,  C12R 1:07
FI (3件):
C12N 9/54 ,  C12N 1/20 A ,  C11D 3/386

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