特許
J-GLOBAL ID:200903062446725697

熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物、予備生成済み潜伏性白金触媒およびそれの調製方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 生沼 徳二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-309859
公開番号(公開出願番号):特開平5-295269
出願日: 1992年11月19日
公開日(公表日): 1993年11月09日
要約:
【要約】【目的】 室温下において高い貯蔵安定性を有し乍らも硬化時間が改善された、一液型の熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物を提供する。【構成】 熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物を、(A) ビニルオルガノポリシロキサン流動体、(B) 水素化ケイ素シロキサン、及び、(C) 予備生成済潜伏性白金触媒(preformed latent platinum catalyst)で構成する。この白金触媒(C)は、上記成分(A) 及び/或いは(B) が存在しない状態下で、0価の白金錯体と、有機窒素化合物との反応により得られる。この有機窒素化合物は、アゾジカルボン酸エステル等の脂肪族窒素化合物、或いは、2,2 ́- ジピリジン等の複素環式芳香族窒素化合物であり、且つ、 (-)n Q-N= Q1 (-) m ( Q,Q1 は炭素基又は窒素基;n=2,3;m=1,2)で表される多価の特性構造単位を有するものである。
請求項(抜粋):
(A) ビニルオルガノポリシロキサン流動体、(B) 水素化ケイ素シロキサン、および(C) 前記成分(A) と前記成分(B) との間における付加反応を促進するために有効な量の予備生成済み潜伏性白金触媒の諸成分から成っていて、前記予備生成済み潜伏性白金触媒は、前記成分(A) 、前記成分(B) またはそれらの混合物が実質的に存在しない状態において0価の白金錯体と白金1モル当り1.0〜60モルの有機窒素化合物とを反応させることによって調製され、かつ前記有機窒素化合物は、式(-)n Q-N=Q1 (-)m(式中、Qは炭素基または窒素基、Q1 は炭素基または窒素基、nは2または3に等しい整数、そしてmは1または2に等しい整数である)によって表わされる多価の特性構造単位を有する脂肪族窒素化合物、複素環式芳香族窒素化合物およびそれらの混合物から成る群より選ばれた1者であることを特徴とする、50°Cで少なくとも5日間の促進老化試験期間後において実質的な粘度上昇を示さない熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
IPC (4件):
C08L 83/07 LRP ,  B01J 31/28 ,  C08K 5/16 ,  C08L 83/05

前のページに戻る