特許
J-GLOBAL ID:200903062451127404

受信装置における信号エラー減少方法及びその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宇井 正一 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-133284
公開番号(公開出願番号):特開平6-069820
出願日: 1993年06月03日
公開日(公表日): 1994年03月11日
要約:
【要約】【目的】 受信装置における信号エラーの減少方法及びその装置に関し、GSM等の受信機の信号エラーを減少させる方法等を提供すること。【構成】 1組のディジタルベースバンド信号値対を生成すべく受信信号を復調すること;I及びQ方向平均値を生成すべく同相信号値を平均化すること;信号対の各々の同相信号値及び直交信号値からそれぞれI又はQ方向平均値を減算すること;第1、第2、第3そして第4のI-Q図の領域を規定すること;各領域に対してI又はQ軸と関係する領域内に位置する新たな組の点との間の平均距離を決定し円の中心をI又はQ軸へ近づけるI又はQ方向シフト値を生成すること;そして新たな組の点の同相信号値の各々からI又はQ方向シフト値を減算し、その結果の同相及び直交値を出力信号として渡すこと。
請求項(抜粋):
ディジタルデータ信号で変調されたキャリア波からなる受信信号を処理するための方法は:(1) 受信信号を復調し1組のディジタルベースバンド信号値対を生成すること、2つの直交するI-Q軸からなるI-Q図上にプロットした場合に各対はQ軸からのプロット点までの距離が示す各対の同相信号値とI軸からプロット点までの距離が示すその対の直交信号値とによって前記プロット点は原則として第1の円上にあってその中心は図のI及びQ軸の交点である原点から遷移する;(2) I方向平均値を生成すべくそのような同相信号値を平均化し、そしてQ方向の平均値を生成すべくそのような直交信号値を平均化すること;(3) 前記信号対の各々の同相信号値及び直交信号値からそれぞれ前記I方向平均値及び前記Q方向平均値を減算すること、この減算結果を前記I-Q図上にプロットした場合、減算結果のプロットは原則として第2の円上にあり、前記原点はその内部にある;(4) 第1及び第3の領域は前記Q軸に関して互いに対称であり、そして第2及び第4の領域は前記I軸に関して互いに対称である第1、第2、第3そして第4のI-Q図の領域を規定すること;(5) 前記第1及び第3の領域の各々に対して各領域内に位置する新たな組の点と前記Q軸との間の平均距離を決定し、それよりその新たな組の点の同相信号値から減算し、第2の円の中心を前記Q軸へ近づけるI方向シフト値を生成すること;(6) 前記第2及び第4の領域の各々に対して各領域内に位置する新たな組の点と前記I軸との間の平均距離を決定し、これよりその新たな組の点の直交信号値から減算し、第2の円の中心を前記I軸へ近づけるQ方向シフト値を生成すること;そして(7) 前記新たな組の点の前記同相信号値の各々から前記I方向シフト値を減算し、それらの点の前記直交信号値の各々から前記Q方向シフト値を減算し、そしてその結果の同相及び直交値を出力信号として渡すことから構成することを特徴とする方法。
IPC (3件):
H04B 1/10 ,  H04L 27/10 ,  H04L 27/14

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