特許
J-GLOBAL ID:200903062452501571

燃料噴射装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-219506
公開番号(公開出願番号):特開平5-060029
出願日: 1991年08月30日
公開日(公表日): 1993年03月09日
要約:
【要約】【目的】 噴射終了時に、良好な噴射切れを維持しながら、ニードルが着座する管状部材のシート部の衝撃荷重を低減する。【構成】 ノズルホルダー5に第1、第2段付肩部55、56により囲まれた主背圧室52とこの主背圧室52よりノズルニードル2側に主背圧室52より径の小さい副背圧室53を形成する。そして、副背圧室53内に摺動自在に配された油圧ピストン4を押圧すると共に、第1段付肩部55に着座する第1バルブ7を主背圧室52内に配し、その第1バルブ7に第1オリフィス73を形成する。噴射終了時に、主背圧室52内に高圧燃料を導入して素早く第1バルブ7を第1段付肩部55に着座させてノズルニードル2と油圧ピストン4を一気に移動させ、その後は第1オリフィス73により副背圧室53への高圧燃料の導入速度を遅くして油圧ピストン4の移動速度を制限することによりノズルニードル2がノズルシート部33に着座する直前で着座速度を遅くした。
請求項(抜粋):
(a)燃料を噴射する噴射孔、この噴射孔に連なるシート部、このシート部側に形成された第1肩部とこの第1肩部に対向する第2肩部とに囲まれた主背圧室、前記第1肩部で開口し、前記主背圧室より内径が小さい副背圧室、および前記第2肩部で開口し、前記主背圧室より内径が小さい連通路を有する管状部材と、(b)この管状部材内に摺動可能に配され、前記シート部に着座することにより前記噴射孔を閉じるニードルと、(c)前記副背圧室内に摺動可能に配され、前記ニードルを前記シート部に着座、および離間させる駆動部材と、(d)前記主背圧室内に移動可能に配され、前記主背圧室内に燃料が導入されると前記駆動部材を押圧しながら前記第1肩部に着座して前記主背圧室と前記副背圧室とを遮断し、且つ前記主背圧室より燃料が排出されると前記駆動部材を伴って前記第2肩部側に移動するとともに、前記主背圧室と前記副背圧室とを連通して、前記主背圧室より前記副背圧室への燃料の導入速度を遅らせる第1オリフィスを有する第1バルブと、(e)この第1バルブより前記第2肩部側の前記主背圧室内に移動可能に配され、前記主背圧室内に燃料が導入されると前記第1バルブ側に移動し、且つ前記主背圧室より燃料が排出されると前記第2肩部に着座して前記主背圧室と前記連通路とを遮断するとともに、前記主背圧室と前記連通路とを連通して、前記主背圧室より前記連通路への燃料の排出速度を遅らせる第2オリフィスを有する第2バルブと、(f)前記連通路を介して前記主背圧室内への燃料の導入と前記主背圧室からの燃料の排出とを切り替える切替手段とを備えた燃料噴射装置。
IPC (2件):
F02M 47/00 ,  F02M 61/10

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