特許
J-GLOBAL ID:200903062501296822

車両用直結クラッチ付流体伝動装置のスリップ制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-144540
公開番号(公開出願番号):特開平8-338523
出願日: 1995年06月12日
公開日(公表日): 1996年12月24日
要約:
【要約】【目的】 トルクコンバータの入出力軸間のスリップ量を直結クラッチの係合力にて制御する装置において、制御開始後、スリップ量を一定の収束時間で目標スリップ量に収束させると共に、スリップ量がハンチングするのを防止する。【構成】 スリップ制御実行時には、基本制御量演算部70にてスリップ量NSLP を目標スリップ量TSLP に制御するための基本制御量DTYを演算するだけでなく、学習補正量演算部80にて、制御開始後にスリップ量NSLP が目標スリップ量TSLP に基づき設定したしきい値NSLPSに達するまでの収束時間CSPINを計時し、その計時した収束時間CSPINと目標収束時間KSPINとに基づき、基本制御量DTYに対する学習補正量DL を更新する。そして次回の制御からは、制御量補正部90にて、その更新した学習補正量DL にて基本制御量DTYを補正し、補正後の補正制御量DTYR にてロックアップクラッチの係合力を調節する。
請求項(抜粋):
車両用流体伝動装置の入出力軸間のスリップ量を演算するスリップ量演算手段と、前記流体伝動装置に設けられた直結クラッチの係合力を調節する係合力調節手段と、前記スリップ量演算手段にて演算されたスリップ量と予め設定された目標スリップ量とに基づき、該スリップ量を目標スリップ量に制御するための前記係合力調節手段の制御量を演算する制御量演算手段と、を備え、車両の所定の運転条件下で、前記制御量演算手段にて求められた制御量に応じて前記係合力調節手段を駆動して、前記スリップ量を前記目標スリップ量に収束させるスリップ制御を実行する、車両用直結クラッチ付流体伝動装置のスリップ制御装置において、前記制御量演算手段にて演算された制御量を補正し、該補正後の補正制御量を前記係合力調節手段の駆動に用いる制御量として設定する制御量補正手段と、前記スリップ制御を開始する度に、前記スリップ量が目標スリップ量に収束するまでの収束時間を計時する収束時間計時手段と、該収束時間計時手段にて計時された収束時間と予め設定された目標収束時間とに基づき、以降のスリップ制御において収束時間が目標収束時間となるように、前記制御量補正手段による制御量の補正量を更新する補正量更新手段と、を設けたことを特徴とする車両用直結クラッチ付流体伝動装置のスリップ制御装置。
IPC (2件):
F16H 61/14 ,  F16H 61/10
FI (2件):
F16H 61/14 G ,  F16H 61/10
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平3-061761
  • 特開平3-292460

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