特許
J-GLOBAL ID:200903062560004509

燃料電池発電システムの一体型排熱回収装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 則近 憲佑
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-070620
公開番号(公開出願番号):特開平6-283185
出願日: 1993年03月30日
公開日(公表日): 1994年10月07日
要約:
【要約】【目的】各プラント毎に排熱利用側の排熱利用形態が異なり排熱回収用機器の設計が変わる場合にも、プラント内の機器配置、レイアウト、配管の引回し等を全く変更することなく、排熱回収に係わる装置をまとめてプラントの外置きを可能にし、排熱利用の多様化に対応できるようにする。【構成】燃料電池本体、燃料改質器、気水分離器、電池冷却水循環ポンプ、蒸気発生器及び排ガス処理装置とを備え前記蒸気発生器、前記排ガス処理装置及び前記排ガス処理装置から凝縮回収した凝縮水の回収タンク等の排熱回収に係る機器を一体化して一体型排熱回収装置とすると共にこの一体型排熱回収装置を当該プラントの外置きに設置した構成とする。こうして、プラント設備を小形化し、プラントからの温水、蒸気の同時排熱回収性能を高め、排熱利用形態の多様化に対応可能で、かつシンプルな排熱回収装置付きの燃料電池発電システムを提供する。
請求項(抜粋):
燃料極、空気極及び冷却器を備えた燃料電池本体と、燃料を改質して生成された水素ガスを前記燃料電池本体の燃料極に供給する燃料改質器と、前記燃料電池本体の反応熱により加熱され二相流化した冷却水を気相と水相に分離する気水分離器と、この気水分離器で分離された冷却水を前記燃料電池本体の冷却器を通して循環させる電池冷却水循環ポンプと、前記気水分離器の水相出口下流側に前記電池冷却水系の余剰熱により前記燃料電池冷却水系と分離された形で蒸気排熱利用装置の二次蒸気発生系に蒸気を供給する蒸気発生器と、燃料電池の電解質から気散し生成水蒸気と共に排出されるリン酸溶液を含む排ガスからリン酸を除去回収するリン酸除去機能と排ガス中に含まれる生成水蒸気を凝縮回収する凝縮水回収機能を備えた排ガス処理装置とから構成された燃料電池発電システムにおいて、前記蒸気発生器、前記排ガス処理装置、及び前記排ガス処理装置から凝縮回収した凝縮水の凝縮水回収タンク等の排熱回収に係る機器を一体化して一体型排熱回収装置とすると共にこの一体型排熱回収装置を当該プラントの外置きに設置したことを特徴とする燃料電池発電システムの一体型排熱回収装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭63-317918

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