特許
J-GLOBAL ID:200903062571348714
製塩工程における成分濃度測定方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
瀧野 秀雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-043096
公開番号(公開出願番号):特開平8-240526
出願日: 1995年03月02日
公開日(公表日): 1996年09月17日
要約:
【要約】【目的】製塩工程において、かん水、缶内液の主成分であるナトリウム、塩化物イオン、不純物であるカルシウム、マグネシウム、カリウムイオンの5成分の濃度をインラインで迅速、かつ、信頼性高く測定する。【構成】FT-IR1で測定する赤外線吸収スペクトルに対して、水のHOH変角振動による寄与を測定する測定波数と参照波数を4組、水のHOH変角振動の倍音による寄与を測定する測定波数と参照波数を1組、水の対称OH伸縮振動の寄与を測定する測定波数と参照波数を1組それぞれ選定する。カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、塩化物イオン濃度を目的変数、1〜6組の測定波数と参照波数の吸光度差を説明変数として、重回帰法により吸光度差とイオン濃度との関係式を求める。製塩工程のかん水または缶内液をプリング装置4でATRセル2に導いて、コンピュータ3で吸光度差と関係式からイオン濃度を測定する。
請求項(抜粋):
製塩工程における、イオン交換膜電気透析装置で濃縮されたかん水または蒸発缶に収容された缶内液中の成分濃度を測定する製塩工程における成分濃度測定方法であって、赤外線における水の吸収波数、その倍音の波数を測定波数として、また、成分濃度によりほとんど影響を受けない波数を参照波数としてそれぞれ選定し、予め調整したカルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、塩化物イオンを含む水溶液についての上記測定波数と参照波数の吸光度差を測定し、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、塩化物イオン濃度を上記測定波数と参照波数についての1〜6組の吸光度差で表した関係式を予め定めておき、前記かん水または缶内液のサンプリング溶液について前記1〜6組の前記測定波数と参照波数についての吸光度差を測定し、該測定した1〜6組の吸光度差から前記関係式に基づいて前記かん水または缶内液のカルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、塩化物イオン濃度を求めるようにしたことを特徴とする製塩工程における成分濃度測定方法。
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