特許
J-GLOBAL ID:200903062607532134

表面性状の優れた金属板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 潮谷 奈津夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-246460
公開番号(公開出願番号):特開平7-075956
出願日: 1993年09月07日
公開日(公表日): 1995年03月20日
要約:
【要約】【構成】 表面不良凹凸を有する金属板を、ブラシロ-ルと研磨液で研磨し、調質圧延するに際し、凹凸(疵)の深さ又は高さ、および、原板の素地粗さに応じて、ブラシ糸の径およびそれに含まれる砥粒の粒度、研磨液中の砥粒の粒度および濃度を定めて研磨し、表面粗さ(Ra)を全表面にわたり1.0 μm 以下にする。詳しくは、疵が5μm 未満の場合、() 原板素地がRaで0.5 μm 未満の場合はブラシ糸の径を0.4 〜0.7 mm、 ()原板素地、Raで0.5 μm 以上の場合は、ブラシ糸の径を0.6 〜1.0 mmとし、しかも、() 、()のいずれも、ブラシ糸中の砥粒を♯200 以上、研磨液中の砥粒濃度を1 〜5 wt.%、研磨液中の砥粒を♯800 以上とする。疵が、5μm 以上の場合は、少なくとも2回研磨し、第1回目の研磨を、疵が5μm 未満の場合と同じ条件で行なう。【効果】 凹凸部が除去され、均一、平滑に研磨され、製品歩留が向上する。
請求項(抜粋):
一定速度で連続的に移動する、表面不良凹凸部を有する金属板を、前記金属板の表面に接触するように設けられた、前記金属板の幅方向に延びる、少なくとも一方が砥粒入りのブラシ糸を周面に取り付けられたブラシロ-ルからなる1対の回転する研磨ロ-ルに、少なくとも1回噛み込ませると共に、前記金属板の前記ブラシロ-ル噛み込み部分に向け、砥粒を含有する研磨液を噴射し、前記ブラシロ-ルおよび前記研磨液によって、前記金属板の表面に対して研磨をし、次いで、このようにしてその表面が研磨された前記金属板を、調質圧延機によって調質圧延するに際し、研磨すべき前記金属板の表面不良凹凸部の深さまたは高さ、および、前記金属板の原板の素地粗さに応じて、前記ブラシロ-ルに取り付けられた前記ブラシ糸の径および前記ブラシ糸中に含有されている前記砥粒の粒度、並びに、前記研磨液中に含有されている前記砥粒の粒度および濃度を定め、このようなブラシロ-ルによって、研磨液を噴射しながら前記金属板を連続的に研磨して、前記金属板の中心線表面粗さ(Ra)を、その全表面にわたり1.0 μm 以下に制御することを特徴とする、表面性状の優れた金属板の製造方法。
IPC (3件):
B24B 29/00 ,  B24B 27/033 ,  B24B 57/02

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