特許
J-GLOBAL ID:200903062608102982

ポジトロンCT装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 芳樹 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-007792
公開番号(公開出願番号):特開平10-206545
出願日: 1997年01月20日
公開日(公表日): 1998年08月07日
要約:
【要約】【課題】 被写体が占める領域を通過しない同時計数ラインについても投影データを散乱補正のために蓄積しながらも、投影データを蓄積するメモリの容量を増やすことなく或いは減らして、被写体または注目領域について高S/N比で高解像度の再構成画像を得る。【解決手段】 リング20を構成する光子検出器のうち電子・陽電子対消滅に伴って発生した光子対を同時検出した1対の光子検出器を互いに結ぶ同時計数ラインが被写体10を通過するか否かが領域判定部50により判定される。同時計数ラインが被写体10を通過すると判定された場合には高サンプリング密度の投影データ蓄積領域60Aに一定値が累積加算され、そうでない場合には低サンプリング密度の投影データ蓄積領域60Bに一定値が累積加算されて、t-θメモリ60に投影データが蓄積される。
請求項(抜粋):
入射した光子のエネルギに応じた光子検出信号をそれぞれ出力する複数個の光子検出器が測定空間を囲んで配列されたリングと、前記光子検出信号を入力し、前記測定空間における電子・陽電子対消滅によって発生する光子対をエネルギ弁別して、前記光子対のそれぞれの光子を検出した光子検出器対を示す検出器識別信号を出力する同時計数回路と、前記検出器識別信号が示す光子検出器対を互いに結ぶ同時計数ラインについて前記測定空間に設定された極座標系で表現した座標値を出力する座標変換手段と、前記同時計数ラインの前記測定空間内における通過領域を判定する領域判定手段と、前記座標変換手段から出力される座標値に対する番地の対応関係の粗密が互いに異なる2以上の所定数の投影データ蓄積領域を有し、前記領域判定手段により判定された前記通過領域に応じて前記所定数の投影データ蓄積領域のうちの何れかにおいて、前記座標変換手段から出力された前記座標値に対応する番地に一定値を累積加算して、投影データを蓄積する投影データ蓄積手段と、前記投影データ蓄積手段の前記所定数の投影データ蓄積領域それぞれに蓄積された前記投影データに基づいて、前記測定空間における電子・陽電子対消滅の発生頻度の空間分布を算出し画像再構成を行う画像再構成手段と、を備えることを特徴とするポジトロンCT装置。

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