特許
J-GLOBAL ID:200903062638011159

水溶液からロジウムを分離、精製する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岩見谷 周志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-214275
公開番号(公開出願番号):特開平5-033071
出願日: 1991年07月31日
公開日(公表日): 1993年02月09日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】Pd、Pt、Au、Bi、Te、Pb及びCuからなる群から選ばれた少なくとも1種の元素及びRhを含有する水溶液からRhを高純度でかつ高収率で分離、精製する新しい方法を開示する。【構成】他の不純金属を含有する上記水溶液を遊離の塩酸濃度が1mol/l以上に調整後、貴金属吸着用キレート樹脂を充填した樹脂塔に通液させ、上記水溶液中のRh、Pd、Pt、Au、Bi及びPbを上記キレート樹脂に吸着させると共に、上記通液を継続して、上記キレート樹脂に吸着されたPt、Pd、Au及びBiの大部分をRhに置換させて、キレート樹脂上の吸着金属中のRh比率を高め、次に上記樹脂塔に温度25°C以上、濃度1.0 mol/l以上の硫酸酸性水溶液を通液して、樹脂塔からRhを溶離、溶出させる。以上精製法においては、使用されるキレート樹脂を再使用出来ると共に、この方法は、銀電解スライム処理工程などで生ずるRh含有溶液にも適用することが出来る。
請求項(抜粋):
Pd、Pt、Au、Bi、Te、PbおよびCuからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素およびRhを含有する水溶液からRhを分離、精製する方法であって、(1) 前記水溶液を遊離の塩酸濃度が1mol/l以上に調整した後、貴金属吸着用キレート樹脂を充填した第一の樹脂塔に通液させ、これにより、(1-a) まず、前記水溶液中のRh、Pd、Pt、Au、BiおよびPbをキレート樹脂に吸着させ、(1-b) 次に、前記水溶液の通液を継続することによりキレート樹脂に吸着されたPt、Pd、AuおよびBiの大部分をRhに置換させることにより、キレート樹脂上の吸着金属中のRh比率を高め、同時に溶離したPt、Pd、AuおよびBiを第一の樹脂塔から溶出させ、(1-c) 上記のサブ工程(1-a) および(1-b) を通じて、キレート樹脂に吸着しないTeおよびCuを第一の樹脂塔から溶出させて分離する、ことからなる工程;および(2) 工程(1) を経た第一の樹脂塔に温度25°C以上、濃度1.0 mol/l以上の硫酸酸性水溶液を通液し、これにより第一の樹脂塔からRhを溶離、溶出させる工程、を有するRhの分離、精製方法。
IPC (2件):
C22B 11/00 ,  C22C 5/00

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