特許
J-GLOBAL ID:200903062676865560

心肺蘇生システムのための改良ベストの構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 稲葉 良幸 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-527821
公開番号(公開出願番号):特表平11-501846
出願日: 1996年03月15日
公開日(公表日): 1999年02月16日
要約:
【要約】心肺蘇生システムのための改良ベスト構造(10)が開示されている。ベスト(10)は、まず患者の胸部の寸法に適合した後に周方向に圧力を加え、これによって半径方向に膨張することができる空気注入式空気嚢(22)を含む。改良ベスト構造(10)により、当初どのようなきつさでベスト(10)を装着するかを気づかうことなしに簡単に患者に装着することが可能となる。また、ベスト(10)の圧迫/除圧サイクル毎に使用しなければならない圧縮空気の量を削減するような様々なベストの構造(88、90、92)も開示されている。これらの改良により、エネルギー消費を削減しかつより小型で携帯可能な心肺蘇生システムが可能となる。
請求項(抜粋):
8.患者の胸部の周方向にフィットする膨張可能なベストであって、 患者の胸周りに周方向にフィットするサイズに作られ、患者の胸部のかなりの部分を覆う幅を有し、かつ内側表面が胸部に面している、非伸縮性素材からなるベルトと、 胸部の少なくとも一部の周方向にフィットするサイズに作られ、胸部のかなりの部分を覆う幅を有する非伸縮性素材からなる胸部パネルと、前記第1パネルの端側に設けられるとともに該ベルトに設けられ、該ベルトの内側表面と、該少なくとも一つの側面パネルと、胸部パネルとにより画成される気密チャンバを形成し、該空気嚢から空気排出が行われると該少なくとも一つの側面パネルが該ベルトの内側部分に面し、かつ空気嚢に空気が注入されると胸部に向かって伸びてベルトから離れる非伸縮素材からなる少なくとも一つの側面パネルと、を備え、該ベルトに固定される空気嚢と、 該ベルトに取り付けられかつ該チャンバと流動的に連絡し、かつ該空気ホースに連結するために適合される取付部と、を備えるベスト。9.前記ベルトが、ポリウレタンでダブルコートされたポリエステルから作られる請求項8に記載のベスト。10.前記第1パネルおよび前記少なくとも一つの側面のパネルがポリウレタンでダブルコートされたナイロン織物から作られる請求項8に記載のベスト。11.前記側面パネルが、該側面パネルの端部に沿う縫い目によって前記第1パネルおよび前記ベルトに固定される前記請求項8に記載のベスト。12.CPRベストへの空気注入および空気排出を行うために該ベストに接続可能な空気ホースであって、該空気ホースは、 ホースと、 該ホースの端部に設けられ、出口ポートおよび排気ポートを有する連結機構と、を備え、該連結機構は、 該ホースから該出口ポートへの流動的な連絡を制御し、該連結機構に固定されるCPRベストに空気注入を行う空気注入バルブと、 該出口ポートから該排気ポートへの流動的な連絡を制御し、該連結機構に固定されるCPRベストから空気排出を行う空気排出バルブと、を備える空気ホース。13.該ホースは、誘導制御空気を提供するために適合した第1および第2内腔を含む多内腔ホースであって、かつ前記空気注入バルブおよび前記空気排出バルブが該誘導制御空気により制御されるポペット弁である請求項12に記載の空気ホース。14.CPRベストに連結するために設計され、当該ベストの空気注入または空気排出を行う空気ホースであって、該空気ホースが、 加圧空気と連絡するために適合した第1のより大きい内腔並びに誘導制御空気と連絡するために適合した第2および第3のより小さい内腔を有する多内腔ホースと、 該多内腔ホースの端部に接続される取付部と、 空気排出ポートと、 前記第1のより大きい内腔に連結される入口と、前記取付部に連結されかつ前記第2の内腔によって運ばれる空気圧によって制御される出口とを有する前記多内腔ホースの端部に配される空気注入ポペット弁と、 前記取付部に連結される入口ポートと、前記排気ポートに連結されかつ前記第3の内腔によって運ばれる空気圧によって制御される出口とを有する前記多内腔ホースの端部に配される空気排出ポペット弁と、を備える空気ホース。15.前記多内腔ホースが、4つの内腔を有し、第1のより大きな内腔は加圧空気と連絡するために適合され、第2および第3のより小さな内腔は誘導制御空気と連絡するために適合され、かつ第4の内腔はベストの圧力を圧力センサーに連絡する請求項14に記載のベスト。16.患者の胸周りに周方向にフィットする膨張可能なベストであって、 患者の胸周りにフィットするサイズにつくられ、患者の胸部のかなりの部分を覆う幅を有し、かつ胸周りにフィットされると実質的に周方向に伸縮不能なベルトと、 圧縮空気が充填されると半径方向に膨張して、まず患者の胸部に適合し、その後に胸部に周方向の圧力を加えるベルトに固定された空気嚢とを備え、該空気嚢がさらに、 少なくとも胸部の一部分の周方向にフィットするサイズにつくられ、胸部のかなりの部分を覆う幅を有する非伸縮成素材の胸部パネルと、 該胸部パネルの側面の端部に固定されかつ前記ベルトに固定されて、該ベルトと、前記少なくとも一つの側面パネルと、胸部パネルと、によって画成される気密チャンバを形成する非伸縮性素材からなり、前記空気嚢から空気排出が行われると、前記少なくとも一つの側面パネルが当該ベルトの内側部分に面し、かつ前記空気嚢に空気注入が行われると、胸部に向かって伸びてベルトから離れる、少なくとも一つの側面パネルと、 前記ベストを圧縮空気を運ぶ空気ホースに連結するために適合した取付部と、 空気排出ポートと、を備えるベスト。24.人の胸周りに周方向にフィットする膨張可能なベストであって、 胸周りに周方向に固定するために適合され、非伸縮性素材から形成され、胸周りに周方向に伸びる長さを有するベルトと、 前記胸部の少なくとも前方部分に並列にフィットしかつ胸の高さをほぼ覆い、前記ベルトの内側表面と、該内側表面に隣接しかつ非伸縮性素材から形成される胸部パネルと、非伸縮性素材から形成されかつ胸部パネルの端に固定される第1の側面端部および第1の側面端部に対向し、前記第2の側面端部を有する前記ベルトの内側表面に固定される少なくとも一つの側面パネルと、により画成された空気嚢と、を備え、 前記側面パネルが、空気嚢から空気排出が行われると、ベルトに対してほぼ全面的に平坦になり、空気嚢に空気が注入されると、胸部に向かって内向きに伸びるベスト25.前記ベルトが、ポリウレタンでダブルコートされたポリエステルから作られる請求項24に記載のベスト。26.前記第1のパネルおよび前記少なくとも一つの側面パネルがポリウレタンでダブルコートされたナイロン織物から作られる請求項24に記載のベスト。27.前記少なくとも一つの側面パネルの前記第2の側面端部が、前記ベルトの内側表面に、該ベルトの側面端部のほぼ内側に固定される、請求項24に記載のベスト。28.前記ベルトが、前記ベルトの外側表面に固定された少なくとも一つのベルクロストリップを有する第1の長手方向端部と、空気嚢から前記ベルトの第2長手方向端部に向かって伸びる内側表面上にある少なくとも一つのベルクロストリップとを有し、かつ外側表面上のベルクロストリップが内側表面上のベルクロストリップに固定される請求項24に記載のベスト。29.第1ベルクロストリップが、互いに隣接し、前記ベルトのそれぞれの側面端部に対して平行である一組のベルクロストリップをさらに備え、かつ第2ベルクロストリップが、互いに隣接し、前記ベルトのそれぞれの側面端部に対して平行である一組のベルクロストリップをさらに備えた請求項28に記載のベスト。30.前記ベルトの前記第2の長手方向端部が、該ベルトを胸周りに固定するためのハンドルをさらに備える請求項29に記載のベスト。
引用特許:
審査官引用 (15件)
  • 特表平4-503167
  • 特表平4-503167
  • 特表平5-504284
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