特許
J-GLOBAL ID:200903062682952319

エレベーターの点検装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 武 顕次郎 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-018485
公開番号(公開出願番号):特開平7-228443
出願日: 1994年02月15日
公開日(公表日): 1995年08月29日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 エレベーター設備の故障箇所が著しい損傷を受ける前に故障を発見でき、さらに、修理に要する時間と労力と費用を大幅に低減できるエレベーターの点検装置を提供する。【構成】 集音マイク2で収集した点検運転中のエレベーターの稼働音信号と、ロータリーエンコーダー12の出力パルス信号を積算した位置データを対応付けてデータ記憶部22に記憶させ、判定部24で稼働音信号の振幅を限界設定振幅値と比較し、限界設定振幅値より大きければ、異常音のデータと判断し、稼働音信号の周波数、振幅、減衰時間および乗りかごの速度および加速度のデータと異常音分析データ記憶部26から読み出した当該データを比較し、一定のレベル以上、類似していた時に、異常音分析データ記憶部26に当該データと対応付けられて記憶されている故障箇所を点検すべき検査箇所としてセンター28に通報する。
請求項(抜粋):
点検運転指令により、または、自発的にエレベーターを点検運行させてエレベーターの運行状態を点検し、エレベーターが正常運行しているか否かを判定するエレベーターの点検装置において、乗りかごに設けられ、乗りかご近傍の稼働音を集音し、電気的な稼働音信号に変換する集音手段と、該集音手段が出力した稼働音信号を記憶する記憶手段と、前記集音手段が出力した稼働音信号の振幅を予め設定された設定レベルと比較し、前記稼働音信号の振幅が前記設定レベルを上回った時、前記稼働音信号は異常音に対応したものと判定して異常音信号を出力する異常音判定手段と、該異常音判定手段が異常音と判定した稼働音信号を分析して該稼働音信号の特徴を抽出する特徴抽出手段と、過去に発生した故障の故障箇所と、その時生じた異常音の稼働音信号の特徴を対応付けた多数のデータを記憶する異常データ記憶手段と、前記特徴抽出手段が抽出した稼働音信号の特徴と前記異常データ記憶手段から読み出した異常音の稼働音信号の特徴を比較し、両者が一定のレベル以上、類似していた時、前記異常音判定手段が異常音と判定した稼働音信号は前記異常データ記憶手段から読み出した異常音の稼働音信号の特徴と対応付けられた故障箇所と同一の故障箇所の故障により発生したものと判定する故障箇所判定手段を有したことを特徴とするエレベーターの点検装置。
IPC (3件):
B66B 5/00 ,  B66B 3/00 ,  B66B 5/02

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