特許
J-GLOBAL ID:200903062692072562

トルクセンサの組立方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-283331
公開番号(公開出願番号):特開2003-194643
出願日: 2002年09月27日
公開日(公表日): 2003年07月09日
要約:
【要約】【課題】 多極磁石7の磁束分布バラツキや多極ヨーク8の加工精度バラツキの影響を受けることなく、磁気センサ9の出力がゼロになる様に、多極磁石7と多極ヨーク8との位置決めを容易に行うこと。【解決手段】 多極磁石7と一組の多極ヨーク8は、トーションバー6に捩れが生じていない状態で、磁気センサ9の出力がゼロになる中点を出すために、多極ヨーク8に設けられた各磁極爪8aの中心と多極磁石7の着磁境界線とが一致する様に配置されている。その具体的な方法は、トーションバー6の他端側に一組の多極ヨーク8を固定した後、トーションバー6の一端側に多極磁石7を回転可能な状態で仮組み付けする。これにより、多極磁石7と一組の多極ヨーク8との間に生じる磁気吸引力によって多極磁石7が静止する位置を特定し、その静止位置で多極磁石7をトーションバー6の一端側に圧入固定する。
請求項(抜粋):
一端側が第1の軸に連結され、他端側が第2の軸に連結されて、その両軸間に加わるトルクを捩れ変位に変換するトーションバーと、前記第1の軸または前記トーションバーの一端側に固定され、N極とS極とが周方向に交互に着磁されたリング形状を有する多極磁石と、前記第2の軸または前記トーションバーの他端側に固定され、前記多極磁石が発生する磁界内でエアギャップを有する磁気回路を形成する多極ヨークと、前記エアギャップを通る磁束密度を検出する磁気センサとを備えるトルクセンサの組立方法であって、前記多極磁石を前記第1の軸または前記トーションバーの一端側に固定した後、前記多極ヨークを前記第2の軸または前記トーションバーの他端側に回転可能な状態で仮組み付けすることにより、前記多極磁石と前記多極ヨークとの間に生じる磁気吸引力によって前記多極ヨークが静止する位置を特定し、その静止位置で前記多極ヨークを前記第2の軸または前記トーションバーに固定することを特徴とするトルクセンサの組立方法。

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