特許
J-GLOBAL ID:200903062713191281

地山の地質判別方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野田 茂
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-078954
公開番号(公開出願番号):特開平10-252051
出願日: 1997年03月12日
公開日(公表日): 1998年09月22日
要約:
【要約】【課題】 通常の穿孔作業時におけるビット回転数と穿孔水の濁りの経時変化情報を基に切羽前方の地山の地質を正確に予測する。【解決手段】 削岩機10による地山2への穿孔作業時に、穿孔ビット108の回転数を連続して計測し、このビット回転数の経時計測信号を、該信号レベルが所定レベル以下に低下するごとに区分し、この経時計測信号のサンプリング値の平均化により求められるビット回転数の平均値を地山強度判定図上にプロットすることにより、区分された区間の地質の硬軟を判別し、区分された区間の地質が軟らかい軟岩である場合は、経時計測信号に含まれるビット回転数の小刻みな変動により生じる周波数成分を分析し、この分析結果から軟岩中の礫分の多寡を判別する。更に、礫分の少ない軟岩であると判別された場合は、該軟岩の穿孔時に排出される穿孔水の濁り度合から穿孔区域の地質が泥岩質か砂質かを判別する。
請求項(抜粋):
穿孔される岩質により決定される穿孔速度に応じて穿孔ビットの回転数、打撃数、打撃力を適性値に制御する最適制御システムを有する削岩機により切羽から該切羽前方の地山に向けて穿孔推進しながら切羽前方の地山の地質を予測するための地質判別方法であって、前記削岩機により切羽から該切羽前方の地山に向けて穿孔推進する時の穿孔ビットの回転数を連続して計測し経時計測信号として出力する計測工程と、前記ビット回転数の経時計測信号を、該信号レベルが所定レベル以下に低下するごとに区分する信号区分工程と、前記区分された区間の経時計測信号をサンプリングし、該サンプリング信号を平均化してビット回転数の平均値を算出する平均化工程と、前記算出された平均値を地山強度判定図上にプロットして前記区分された区間の岩盤の硬軟度合を判別する硬軟判別工程と、前記硬軟判別工程での判別結果が軟岩である時に前記区分された区間の経時計測信号に含まれるビット回転数の小刻みな変動により生じる周波数成分を分析し、該分析結果から求められる所定周波数以上の周波数分布の割合の多少により前記区分された区間における軟岩の礫分の多寡を判別する礫分多寡判別工程と、を備えることを特徴とする地山の地質判別方法。
IPC (4件):
E02D 1/00 ,  E21B 45/00 ,  G01N 3/40 ,  G01N 33/24
FI (4件):
E02D 1/00 ,  E21B 45/00 ,  G01N 3/40 B ,  G01N 33/24 C

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