特許
J-GLOBAL ID:200903062721885608

分離不能な澱粉-油組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萩野 平 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-527783
公開番号(公開出願番号):特表平11-514202
出願日: 1995年04月21日
公開日(公表日): 1999年12月07日
要約:
【要約】澱粉の水性分散液を高められた温度において十分溶解させそして油を非-逆行性澱粉の中に高撹拌条件下で加えることにより、澱粉および油からなる安定で且つ分離不能な組成物を外部乳化剤または分散剤の不存在下で製造することができる。生じた分散液は軟質ゲルを生成し、それは熱の適用により注入可能な流体に容易に転化させることができる。乾燥すると、これらの分散液は固体組成物を生成し、それを水中に容易に再分散させると非油性であるが滑り性感触の滑らかで安定な分散液を生成する。これらの組成物は増粘剤、懸濁剤、脂肪代替品、および種子コーテイングとして有用である。それらは種々の水-非混和性物質、例えば揮発油および精油、食品香料、薬品、農業化学品などへの添加が許容される。
請求項(抜粋):
1.下記の段階:a.澱粉の水性分散液を澱粉を完全に溶解させて澱粉水溶液を生成する条件下で加熱処理し、b.澱粉水溶液中に完全に溶解した澱粉を非-逆行状態に保ちながら、澱粉水溶液全体に均一に分散された脂質の小滴を含むエマルションを生成するのに十分な撹拌条件下で澱粉水溶液を脂質と一緒にし、そしてc.エマルション全体にわたる脂質の分布を安定化させる条件下でエマルションを回収することを含む、連続的澱粉相全体にわたり均一で且つ安定な脂質の分布により特徴づけられる組成物の製造方法。2.脂質が澱粉と共に加熱処理される、請求の範囲第1項の方法。3.該脂質が澱粉と共に加熱処理されるかまたはエマルションを生成するための加熱処理器から出た後の澱粉と一緒にされ、そして段階(c)における回収が大気条件下でのエマルションの冷却段階および冷却されたエマルションの乾燥段階を含む、請求の範囲第1項の方法。4.乾燥方法がドラム-乾燥である、請求の範囲第3項の方法。5.エマルションを冷却中または後に低剪断条件下で撹拌する、請求の範囲第3項の方法。6.加熱処理方法が過剰水蒸気噴射加熱処理である、請求の範囲第1項の方法。7.完全に溶解した澱粉を非-逆行状態で乾燥しそして脂質と一緒にする前に水中に再分散させる、請求の範囲第1項の方法。8.段階(b)の一緒にする工程を段階(c)から回収された加えられた生成物の存在下で行う、請求の範囲第1項の方法。9.該加えられた生成物が水性エマルションの形状であるかまたは乾燥状態である、請求の範囲第8項の方法。10.該脂質が植物油、精油、動物脂肪、および鉱油よりなる群から選択される、請求の範囲第1項の方法。11.該澱粉がトウモロコシ澱粉、小麦澱粉、米澱粉、ポテト澱粉、およびタピオカ澱粉よりなる群から選択される、請求の範囲第1項の方法。12.前記請求の範囲の1つの方法により製造される生成物。13.外部乳化剤の不存在下で澱粉相中に安定に且つ実質的に均一に分布された脂質を含む組成物。14.該組成物が水性エマルションであるかまたは乾燥固体である、請求の範囲第13項の組成物。15.該脂質が植物油、精油、動物脂肪、および鉱油よりなる群から選択される、請求の範囲第13項の組成物。16.該澱粉がトウモロコシ澱粉、小麦澱粉、米澱粉、ポテト澱粉、およびタピオカ澱粉よりなる群から選択される、請求の範囲第13項の組成物。17.脂質が澱粉の乾燥重量の約5-65重量%の、好適には澱粉の乾燥重量の約17-29重量%の量で存在する、請求の範囲第13項の組成物。18.調合物が食品、健康管理製品、農業製品および工業製品よりなる群から選択される、請求の範囲第13項の組成物を含む調合物。19.調合物が食品でありそして請求の範囲第13項の組成物が該食品上のコーテイングとして存在する、請求の範囲第18項の調合物。20.食品が堅果、豆類、穀類、好適にはポップコーン、果実および野菜よりなる群から選択される、請求の範囲第19項の調合物。21.調合物が食品でありそして食品中に通常存在する脂質成分が請求の範囲第13項の組成物で完全にまたは部分的に代替されている、請求の範囲第18項の調合物。22.調合物が食品でありそして食品がサワークリーム、、ヨーグルト、アイスクリーム、チーズ、チーズスプレッド、ケーキミックス、クッキーダフミックス、サラダドレッシング、肉、マーガリン、粉末状ショートニング、インスタントグレービー、および菓子よりなる群から選択される、請求の範囲第18項記載の調合物。23.調合物が健康管理製品でありそして請求の範囲第13項の組成物が健康管理製品中の活性成分用の担体または賦形剤であり、そして製品がハンドローション、ハンドクリーム、ボディローション、ボディックリーム、浴用油、シャンプー、ヘアーコンディショナー、サンタンローション、口紅、アイシャドウ、散布剤、フットパウダー、油剤、ビタミン、抗生物質および抗真菌剤よりなる群から選択される、請求の範囲第18項の調合物。24.調合物が工業製品でありそして請求の範囲第13項の組成物が増粘剤であり、そして製品が塗料、インキ、研磨剤、塗料除去剤、潤滑剤、トナー、および循環泥水よりなる群から選択される、請求の範囲第18項の調合物。
IPC (7件):
A23D 7/00 ,  A01C 1/06 ,  A23G 3/00 ,  A23G 9/00 ,  A23L 1/10 ,  A23L 1/24 ,  A61K 7/00
FI (9件):
A23D 7/00 ,  A01C 1/06 Z ,  A23G 3/00 ,  A23G 9/00 ,  A23L 1/10 Z ,  A23L 1/24 A ,  A61K 7/00 J ,  A61K 7/00 K ,  A61K 7/00 N
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 特開昭63-044841
  • 特開昭63-044841
  • 特開昭62-003752
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