特許
J-GLOBAL ID:200903062746692120
耐酸化性を改善した炭素繊維の製造方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
久保田 耕平 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-356987
公開番号(公開出願番号):特開平5-171520
出願日: 1991年12月25日
公開日(公表日): 1993年07月09日
要約:
【要約】【目的】 炭素繊維製造の原料段階で耐酸化性阻害要因を除去するのではなく、炭素繊維そのものを処理することにより、炭素繊維の耐酸化性を改善することである。【構成】 炭素繊維を不活性雰囲気下、温度1000〜2500°Cで再焼成して600°C以下まで冷却することにより、再焼成後の炭素繊維のX線光電子分光法による繊維表面の酸素と炭素の原子数比O/Cが0.1以下となるようにした。【効果】 上記条件の炭素繊維の再焼成で繊維表面の原子数比O/Cを0.1以下にすることにより、耐酸化性を大幅に改善した炭素繊維を得ることができ、又再焼成に伴う炭素繊維の重量減少及び強度低下も少ない。又その炭素繊維そのものの処理法も、再焼成という簡単な方法である。
請求項(抜粋):
炭素繊維を不活性雰囲気下、温度1000〜2500°Cで再焼成して600°C以下まで冷却することにより、再焼成後の炭素繊維のX線光電子分光法による繊維表面の酸素と炭素の原子数比O/Cを0.1以下としたことを特徴とする耐酸化性を改善した炭素繊維の製造方法。
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