特許
J-GLOBAL ID:200903062769536990

芳香族ポリカーボネートの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 武井 英夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-186864
公開番号(公開出願番号):特開平8-027264
出願日: 1994年07月18日
公開日(公表日): 1996年01月30日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 優れた耐衝撃性を有し、しかも、色相が改善され、高分子量で分子量分布が改善された芳香族ポリカーボネートの製造方法を提供する。【構成】 芳香族ジオール化合物と炭酸ジエステルとの溶融混合物を気相部が存在しない攪拌反応槽内に供給し、エステル交換触媒を気相部を介することなく直接上記溶融混合物中に添加し、エステル交換反応物を得る第1工程と、これを竪型攪拌反応槽内に供給して重縮合反応を行ない、Mwが1,000〜20,000である芳香族ポリカーボネートを得る第2工程と、これを2本以上の平行回転軸とこの各平行回転軸に取り付けられた多段状の攪拌翼とを有し、平行回転軸が水平面に対し3°から45°傾斜した横型の重合槽内に供給して更に重縮合反応を行って、第2工程で得たものより高分子量で、Mw12,000〜80,000のものを得る第3工程と、を経てなる製造方法。
請求項(抜粋):
芳香族ジオール化合物と炭酸ジエステルとをエステル交換触媒の存在下に溶融重縮合反応させて芳香族ポリカーボネートを製造する方法において、第1工程;上記芳香族ジオール化合物と炭酸ジエステルとの溶融混合物を気相部が存在しない攪拌反応槽内に供給し、エステル交換触媒を気相部を介することなく直接上記溶融混合物中に添加して反応を行ない、エステル交換反応物を得る第1工程と、第2工程;第1工程で得たエステル交換反応物を竪型攪拌反応槽内に供給して重縮合反応を行ない、重量平均分子量が1,000〜20,000である芳香族ポリカーボネートを得る第2工程と、第3工程;第2工程で得た芳香族ポリカーボネートを2本以上の平行回転軸とこの各平行回転軸に取り付けられた多段状の攪拌翼とを有し、しかも上記平行回転軸が水平面に対し3°から45°傾斜した横型の重合槽内に供給して更に重縮合反応を行って、第2工程で得た芳香族ポリカーボネートよりもより高分子量であって、重量平均分子量が12,000〜80,000である芳香族ポリカーボネートを得る第3工程と、を経てポリカーボネートを製造することを特徴とする芳香族ポリカーボネートの製造方法。

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