特許
J-GLOBAL ID:200903062775830418

無線通信システムおよび無線通信方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 志賀 正武 ,  村山 靖彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-033920
公開番号(公開出願番号):特開2007-214995
出願日: 2006年02月10日
公開日(公表日): 2007年08月23日
要約:
【課題】マルチユーザMIMO通信の運用中における処理・演算量の削減することができる無線中継システムを提供する。【解決手段】基地局装置が既知の信号にランダムに設定された送信ウエイトベクトルを乗算して送信し、端末局装置がその信号をもとに取得した伝達関数ベクトルから、推定SNRを求め、良好なSNRを示す伝達関数ベクトルを選択するとともに、このベクトルと内積が小さくなる伝達関数ベクトルを基地局装置に報告し、この情報をもとに基地局装置はデータ送信時の送信ウエイト行列を決定する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
1つの第1無線局装置と複数の第2無線局装置により構成され、前記第1無線局装置は複数本のアンテナで構成される第1アンテナ群を備え、前記第2無線局装置は複数本のアンテナで構成される第2アンテナ群を備え、前記第1無線局装置の前記第1アンテナ群および前記複数の第2無線局装置の全てまたはその一部の前記第2アンテナ群により構成されるMIMO(Multiple Input Multiple Output)チャネルを介して複数の信号系統を同一周波数チャネルおよび同一時刻に空間多重してMIMO通信する無線通信システムであって、 前記第1無線局装置は、 前記第1アンテナ群の各アンテナから送信する際に付与する複数の送信ウエイトを成分とする複数種類の送信ウエイトベクトルを記憶する手段と、 該送信ウエイトベクトルを該第1無線局装置および前記第2無線局装置の双方で既知であるパターンのチャネル推定用信号に乗算した信号を生成する手段と、 複数種類の送信ウエイトベクトルに対応した複数の前記信号を前記第1アンテナ群の各アンテナを介して送信する手段と、 その信号を受信した前記第2無線局装置が返送する推定SNRに関する情報を受信する手段と、 その受信した情報をもとに複数の前記第2無線局装置との間で同時に空間多重して通信することができる組み合わせおよびその際に用いるべき送信ウエイト行列を算出する手段と、 該算出した、同時に空間多重して通信することができる前記第2無線局装置の組み合わせおよびその際に用いるべき送信ウエイト行列の対応をデータベース化して記録する手段と、 該データベース化された情報から、送信すべきデータが存在する第2無線局装置の間で空間多重ができる該第2無線局装置の組み合わせを検索する手段と、 空間多重ができる第2無線局装置の組み合わせが検索された場合には、その組み合わせに対応した送信ウエイト行列を用い送信する信号を要素とする送信信号ベクトルに該送信ウエイト行列を乗算する手段と、 該乗算結果を前記第1アンテナ群の各アンテナから送信する手段と、を備え、 前記第2無線局装置は、 前記第1無線局装置より既知であるパターンのチャネル推定用信号に複数の送信ウエイトベクトルを乗算した信号を受信する手段と、 該受信信号に対しチャネル推定する手段と、 前記第2のアンテナ群の各アンテナ毎の伝達関数を要素とするベクトルすなわち伝達関数ベクトルに対し、該ベクトルの各成分の絶対値のべき乗値ないしはその近似値を全アンテナに対して総和をとる手段と、 該総和の値が大きい方からひとつまたは複数の伝達関数ベクトルを選択する手段と、 選択された該伝達関数ベクトル毎に、該ベクトル以外の他の伝達関数ベクトルとの内積ないしはその近似値を演算する手段と、 該内積値が所定の閾値以下の伝達関数ベクトルの中から、ひとつまたは複数個を内積値の小さい方から選択する手段と、 その結果を基地局装置に対して通知する手段と、を備える ことを特徴とする無線通信システム。
IPC (3件):
H04J 15/00 ,  H04B 7/26 ,  H04B 7/04
FI (4件):
H04J15/00 ,  H04B7/26 B ,  H04B7/26 D ,  H04B7/04
Fターム (11件):
5K022FF00 ,  5K059CC01 ,  5K059EE02 ,  5K067CC01 ,  5K067CC24 ,  5K067DD45 ,  5K067EE02 ,  5K067EE10 ,  5K067EE22 ,  5K067HH23 ,  5K067KK03

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