特許
J-GLOBAL ID:200903062838294490

アミラーゼ阻害物質の調製方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 辻 良子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-213499
公開番号(公開出願番号):特開平7-048268
出願日: 1993年08月06日
公開日(公表日): 1995年02月21日
要約:
【要約】【構成】 小麦等を水、希酸、希アルカリ又は含水アルコールで抽出して得た液或いは澱粉廃液に多糖類を加えて液中に含まれるアミラーゼ阻害物質と多糖類との不溶性複合体を生成させ、該複合体から多糖類を再度分離除去してアミラーゼ阻害物質含有液を分取し、該液中の蛋白質の40〜70%の蛋白質を沈殿させて分取した後水に溶解させ、生成水溶液にCaイオンとリン酸イオンを加えてアミラーゼ阻害物質を含む不溶性複合体を生成させ、この不溶性複合体中のアミラーゼ阻害物質を水に溶解させてアミラーゼ阻害物質含有液を得てアミラーゼ阻害物質を含む生成物を得る方法。【効果】 処理量が多くなってもロスの発生を抑制して操作性良くアミラーゼ阻害物質を高収率で安価に大量に調製することができ、その結果得られるアミラーゼ阻害物質は高アミラーゼ阻害活性を有する一方でトリプシン阻害活性をもたず、高血糖症、糖尿病、高脂血症、動脈硬化、肥満等の予防や治療に有効に使用できる
請求項(抜粋):
アミラーゼ阻害物質の調製方法であって、(a)小麦、小麦粉または小麦グルテンを水、希酸、希アルカリまたは含水アルコールで抽出して得られたアミラーゼ阻害物質を含有する液、或いは小麦粉から澱粉および/またはグルテンを採取する際に排出されるアミラーゼ阻害物質を含有する水洗廃液に、アミラーゼ阻害物質と不溶性の複合体を形成する多糖類を加えて、アミラーゼ阻害物質と多糖類との不溶性の複合体を生成させ、その複合体を液から分別する工程;(b)上記工程(a)で分別した複合体から多糖類を分離除去してアミラーゼ阻害物質を含有する液を分取する工程;(c)上記工程(b)で得たアミラーゼ阻害物質を含有する液中の蛋白質の40〜70%の蛋白質を沈殿させ、沈殿した蛋白質を分取した後それを水に溶解させてアミラーゼ阻害物質を含有する液を得る工程;(d)上記工程(c)で得た液にカルシウムイオンとリン酸イオンを加えてアミラーゼ阻害物質を含む不溶性複合体を生成させ、その不溶性複合体を分別する工程;および(e)上記工程(d)で分別した不溶性複合体からアミラーゼ阻害物質を水に可溶化させてアミラーゼ阻害物質を含有する液を得る工程;を包含し、且つ上記工程(c)の終了までの任意の段階で不純蛋白質およびその他の不純物を除去する処理工程を有することを特徴とするアミラーゼ阻害物質の調製方法。
IPC (5件):
A61K 35/78 AED ,  A61K 35/78 ADP ,  A23L 1/30 ,  C07G 17/00 ,  C12N 9/99
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭46-001833
  • 特開平4-182500

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