特許
J-GLOBAL ID:200903062911240891

フィルタリング装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊東 忠彦
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-512705
公開番号(公開出願番号):特表2003-505967
出願日: 2000年07月21日
公開日(公表日): 2003年02月12日
要約:
【要約】本発明は、サブバンド分解の分野における入力信号統計量に適合したフィルタバンクの設計に関する。殆どの場合に、二つのチャネルバンクは、幾つかの分解レベルに対し反復的に適用され、結果として得られたサブバンド内の信号は、間引きされ、フィルタ処理された入力信号を表す。本発明によれば、ラダー構造を用いて、入力信号の不安定性に適合する非常に間引きされた完全再生型多相フィルタバンクが提供される。最も簡単な実施例において、フィルタリング方法は、入力信号c0(n)をサンプルの互いに素の二つの部分集合c0(2n)とc0(2n+1)(奇数番目と偶数番目の部分集合)に分割する分割手順(21)と、偶数番目の部分集合に基づいて奇数番目の部分集合(d1(n)=c0(2n+1)-P1[c0(2n)])を予測する予測手順(22)と、予測された奇数番目の部分集合に基づいて偶数番目の部分集合(c1(n)=c0(2n)+UI[d1(n)])を生成する更新手順(23)と、現在分解レベルの更新手順(23)と次の分解レベルの予測手順(32)を関連付ける反復相互最適化手順とからなる4手順を含む。より一般的には、幾つかの連続したスケールが与えられ、獲得された係数の分散の最小化が各スケールにおける最適化規準として使用される。
請求項(抜粋):
第1フィルタリング段及び少なくとも一つの第2フィルタリング段を含むデジタル信号の入力シーケンスのフィルタリング装置であって、 第1フィルタリング段は、 入力シーケンスを、上記入力シーケンスの奇数サンプルc0(2n+1)及び偶数サンプルc0(2n)の二つの互いに素の集合に分割する第1分割回路と、 P1が第1線形フィルタを表し、[...,c0(2n-2),c0(2n),c0(2n+2),...]が入力信号の偶数サンプルだけを含むベクトルを表すとき、ディテール係数d1(n)=c0(2n+1)-P1[...,c0(2n-2),c0(2n),c0(2n+2),...]を生成する第1予測回路と、 U1が第2線形フィルタを表し、[...,d1(n-1),d1(n),d1(n+1),...]がディテール係数を含むベクトルである場合に、近似係数c1(n)=c0(2n)+UI[...,d1(n-1),d1(n),d1(n+1),...]を生成する第1更新回路と、を有し、 少なくとも一つの第2フィルタリング段は、 先に生成された近似ベクトルを、奇数サンプルc1(2n+1)及び偶数サンプルc1(2n)の二つの互いに素の集合に分割する第2分割回路と、 P2が第3線形フィルタを表し、[...,c1(2n-2),c1(2n),c1(2n+2),...]が第2分割回路から得られた偶数番目の結果に対するディテール係数のベクトルを表すとき、第2レベルのディテール係数d2(n)=c1(2n+1)-P2[...,c1(2n-2),c1(2n),c1(2n+2),...]を生成する第2予測回路と、 U2が第4線形フィルタを表し、[...,d2(n-1),d2(n),d2(n+1),...]が次のディテール係数を含むベクトルである場合に、近似係数の第2集合c2(n)=c1(2n)+U2[...,d2(n-1),d2(n),d2(n+1),...]を生成する第2更新回路と、を有し、 第1更新回路及び第2予測回路は、第3線形フィルタを最適化する第2線形フィルタと、第2線形フィルタを最適化する第3線形フィルタとを用いて実行される反復的相互最適化演算において関連付けられることを特徴とするフィルタリング装置。
IPC (3件):
H03H 17/06 671 ,  G06F 17/10 ,  H04N 7/30
FI (3件):
H03H 17/06 671 Z ,  G06F 17/10 D ,  H04N 7/133 Z
Fターム (9件):
5B056BB28 ,  5B056HH03 ,  5B056HH05 ,  5C059MA24 ,  5C059SS26 ,  5C059UA15 ,  5C059UA33 ,  5C059UA38 ,  5C059UA39

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