特許

J-GLOBAL ID：200903062927689910

宇宙漂流物体の観測・捕獲装置

発明者： 北澤 幸人
出願人/特許権者： 石川島播磨重工業株式会社
代理人 (1件)： 坂本 光雄
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-025979
公開番号（公開出願番号）：特開平6-219399
出願日： 1993年01月22日
公開日（公表日）： 1994年08月09日
要約：

【要約】【目的】 宇宙漂流物体の観測と捕獲を同時に行う。【構成】 筒型としたホルダー1内に捕獲器部2を組み込む。捕獲器部2は、フォイルスタック3と緩衝材4から構成し、フォイルスタック3を前側に置く。観測器部5は、2枚のピエゾフィルム6と補償用ピエゾフィルム7と振動計測器8からなる。宇宙漂流物体11が飛来してピエゾフィルム6に衝突すると、出力信号により検知される。宇宙漂流物体11がピエゾフィルム6を貫通することにより質量、速度、方向がわかって軌道が観測される。同時に上記宇宙漂流物体11はフォイルスタック3を貫通することによって捕獲される。フォイルスタック3で捕獲しきれなかった宇宙漂流物体11は緩衝材4に当り、衝撃エネルギーが吸収される。

請求項（抜粋）：

多数の薄膜を重ねて1組としたものを所要間隔を置いて層状に複数組配してスタックとしたフォイルスタックと、ゴムの如き低密度物質よりなる所要厚さの緩衝材とを層状に配して構成した捕獲器部を、筒型としたホルダー内に、フォイルスタックと緩衝材が前後又は交互に位置するように設置し、更に、上記ホルダー内で且つ上記フォイルスタックの前側位置に、複数枚のピエゾフィルムを所要間隔に配して用いた観測器部を配置したことを特徴とする宇宙漂流物体の観測・捕獲装置。