特許
J-GLOBAL ID:200903062945371545

剪断を減衰したディスクブレーキ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 朝倉 勝三
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-538163
公開番号(公開出願番号):特表2002-507705
出願日: 1999年03月16日
公開日(公表日): 2002年03月12日
要約:
【要約】本発明は、特にディスク、キャリヤ(2)、キャリパ(3)及びパッド(52)を包含する自動車用摺動キャリパ型ディスクブレーキに関する。本発明によると、キャリヤ(2)は、一方においてキャリパに、また他方においてパッドに、それらの間でゼロでない角度(Ab)を形成する当接面(61b,63b)を提供して、ディスクが方向(D)に回転しているときにキャリパ及びパッドの対抗する回転移動を生じさせる。これらの特徴のため、本発明のブレーキによって加えられる制動トルクに対する抵抗は、キャリパ(3)とパッド(52)との間で発揮された剪断力によって減衰される。
請求項(抜粋):
内面(11)と外面(12)を有し、車両が前進走行しているときに横方向軸線(X)を中心として回転方向(D)に回転するディスク(1);ディスク(1)を跨ぎ、ディスクの内面(11)に対面して車両に固定された共通ベース(23)に固着されている上流側ブランチ(21)と下流側ブランチ(22)を包含し、下流側ブランチ(22)がディスクの回転方向(D)に上流側ブランチ(21)から続き、各ブランチがディスク(1)の両側に位置される内方ハウジング(211,221)と外方ハウジング(212,222)を有しているキャリヤ(2);ディスク(1)を跨ぎ、横方向軸線(X)に平行な横方向(T)にキャリヤ(2)に対して摺動できるように装架されており、ディスクの外面(12)に向かって対面する顎部(32)と、ピストン(311)によって閉鎖されディスクの内面(11)に向かって対面するシリンダ(31)とを包含するキャリパ(3);キャリヤ(2)とキャリパ(3)にそれぞれ設けられ、孔とこの孔内を摺動するピンから成る案内装置(41,42);及び、ピストン(311)とディスクの内面(11)との間またディスクの外面(12)とキャリパの顎部(32)との間で横方向(T)にそれぞれ配置された内方パッド(51)と外方パッド(52)から成る一対の摩擦パッドを包含しており、内方パッド(51)が、上流側及び下流側ブランチ(21,22)の内方ハウジング(211,221)内をそれぞれ摺動できるように装架された上流側端部(511)及び下流側端部(512)を有し、外方パッド(52)が、上流側及び下流側ブランチ(21,22)の外方ハウジング(212,222)内をそれぞれ摺動できるように装架された上流側端部(521)及び下流側端部(522)を有し、内方及び外方パッド(51,52)が、それらの両端部の間に、ディスクの内面(11)及び外面(12)に向かってそれぞれ対面する摩擦ライニング(510,520)を支持し、車両が前進走行している間での制動の際に各パッドがディスクにより回転方向(D)に押圧されるようになっている自動車用ディスクブレーキにおいて、ピン(41)が単一のピンであり、キャリパの中間平面(M)に位置し、キャリヤの下流側ブランチ(22)及びキャリパの顎部(32)が、第1傾斜平面(P1a,P1b)において互いに対して当接できる第1及び第2接触面(61a,62a;61b,62b)をそれぞれ有し、キャリヤの下流側ブランチ(22)及び内方パッド(51)と外方パッド(52)の少なくとも一方が、第2傾斜平面(P2a,P2b)において互いに対して当接できる第3及び第4接触面(63a,64a;63b,64b)をそれぞれ有し、第1及び第2傾斜平面(P1a,P2a;P1b,P2b)が、それらの間でゼロでない角度(Aa,Ab)を形成することを特徴とするディスクブレーキ。
Fターム (12件):
3J058AA43 ,  3J058AA48 ,  3J058AA53 ,  3J058AA63 ,  3J058AA73 ,  3J058AA77 ,  3J058AA83 ,  3J058AA87 ,  3J058BA16 ,  3J058CA49 ,  3J058CA58 ,  3J058FA01

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