特許
J-GLOBAL ID:200903062973266005

シール部材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 碓氷 裕彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-073769
公開番号(公開出願番号):特開平9-263122
出願日: 1996年03月28日
公開日(公表日): 1997年10月07日
要約:
【要約】【課題】 エンジンルームからの騒音の侵入を防止する。【解決手段】 貫通部4aに装着されたゴムからなるグロメット10の底面11には下方に突出した略円錐台形のドレイン13が形成されている。ドレイン13は先端15となるにつれて細くなるとともに平らにつぶされた形状を有しており、底面15aにはスリット16が形成されている。なお、底面15aの厚さは所定の厚さよりも薄い。低圧側配管8に生じた結露水がドレイン13に一定量流入すると、結露水の自重によりスリット16が開き、結露水はエンジンルーム1aへと排水される。いったん結露水が排水されると、スリット16は弾性力により元の形状に戻るため再び閉じる。このように結露水を排水する時のみスリット16は開くので、エンジンルーム1aからの騒音の侵入を防止することができる。
請求項(抜粋):
車両の走行用エンジンが配されるエンジン空間とこの空間よりも上方および車室側に位置するエバポレータが配される車室側空間とを隔てる隔壁に配され、この隔壁を貫通し、前記エンジン空間に配される冷媒圧縮機と前記エバポレータとを接続する冷媒配管と前記隔壁との間が液密となるようシールするシール部材において、このシール部材が、弾性を有する材質からなる下方にむけてくぼんだ突出部を有し、この突出部の先端にスリットが形成される、所定の厚さよりも厚さの薄い底面が形成され、前記冷媒配管に結露した結露水が前記突出部に所定量流入すると前記スリットがその開口面積が増大するように前記突出部が変形し、前記結露水を前記エンジン空間側に排水し、前記突出部に流入する前記結露水の量が所定量よりも少ないと弾性力により前記スリットがその開口面積が減少するように前記突出部が変形し、前記スリットから前記結露水が排水されないことを特徴とするシール部材。
IPC (3件):
B60H 1/32 613 ,  B60H 1/32 ,  F16L 5/02
FI (3件):
B60H 1/32 613 Z ,  B60H 1/32 613 K ,  F16L 5/02 A

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