特許
J-GLOBAL ID:200903062976523440

エポキシドの統合された製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 秋沢 政光 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-321175
公開番号(公開出願番号):特開平7-206836
出願日: 1994年12月01日
公開日(公表日): 1995年08月08日
要約:
【要約】【構成】 酸素分子による脂肪族第二アルコールの酸化、酸化生成物からのケトン副生物の分離、チタンシリカライト触媒の存在下での実質的にケトンを含まない該酸化生成物によるエチレン性不飽和基質のエポキシ化、およびケトン副生物の水素化による第二アルコールの再生を伴う統合された方法によりエポキシドを製造する。【効果】 エポキシドの例外的に高い収率が簡便かつ経済的に達成できる。
請求項(抜粋):
次の工程:(a) イソプロパノールおよびsec-ブタノールから選ばれる脂肪族第二アルコールと酸素分子を液相にて50〜200°Cの温度で接触させて、脂肪族第二アルコール40〜90重量%、該脂肪族第二アルコールに対応する脂肪族ケトン5〜35重量%、過酸化水素1〜20重量%、および水0〜35重量%を含む酸化剤混合物を生成すること;(b) 該酸化剤混合物から実質的にすべての脂肪族ケトンを分離して、過酸化水素、脂肪族第二アルコール、1重量%未満の脂肪族ケトン、および0.5重量%未満の脂肪族ケトン過酸化物を含む過酸化水素含有流を得ること;(c) パラジウム、白金、ルテニウム、クロム、ロジウムおよびニッケルから選ばれる遷移金属よりなる不均質な水素化触媒の存在下に20〜175°Cおよび0.5〜100気圧の水素圧で塔頂流と水素とを反応させて、該塔頂流中に含まれる脂肪族ケトンを脂肪族第二アルコールに変換し、そして工程(a) で使用するために脂肪族第二アルコールの少なくとも一部を再循環させること;(d) 過酸化水素含有流をエチレン性不飽和基質および触媒有効量のチタンシリカライトと、基質対過酸化水素のモル比1:2〜10:1において、40〜120°Cの温度で接触させて、脂肪族第二アルコールとエポキシドと水を含むエポキシ化反応混合物を生成すること;および(e) エポキシ化反応混合物中に存在する脂肪族第二アルコールをエポキシドから分離し、そして工程(a) で使用するために脂肪族第二アルコールの少なくとも一部を再循環させること;からなることを特徴とするエポキシドの統合された製造方法。
IPC (4件):
C07D301/12 ,  B01J 29/035 ,  C07D303/02 ,  C07B 61/00 300

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