特許
J-GLOBAL ID:200903063075048294

燃焼ガス流に対し垂直な熱吸収用フィンを持った多管式貫流ボイラ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-203011
公開番号(公開出願番号):特開平10-026304
出願日: 1996年07月12日
公開日(公表日): 1998年01月27日
要約:
【要約】【課題】 燃焼ガスを水管と平行に流動させる構成の多管式貫流ボイラにおいて、水管の熱吸収効率を向上させ、内側水管と外側水管の熱吸収量を均等化することと、プロジェクション溶接を行いやすくすることにある。【解決手段】 環状の上下部管寄せの間を内側水管3と外側水管4の2列の水管で連結し、内側水管列と外側水管列の間に燃焼ガス通路7を形成し、燃焼ガス通路内で燃焼ガスを水管軸と平行方向に流動させる多管式貫流ボイラにおいて、外側水管4の燃焼ガス通路7に面する部分に、扇紙の形の熱吸収用フィン11を扇紙形の面が燃焼ガス流に対して垂直となり、同一高さ位置に2枚ずつ多数段取り付け、外側水管4の伝熱面積を増加させるとともに燃焼ガス流に乱流を生じさせる。また、個々の熱吸収用フィン11の外側水管との接合部面積を小さくする。
請求項(抜粋):
環状の上部管寄せと下部管寄せの間を環状に並べた内側水管と外側水管の2列の水管で連結し、各水管列での隣接する水管の間を通煙口を設ける部分を除いて閉塞することで、内側水管列と外側水管列の間に燃焼ガス通路を形成しておき、燃焼ガス通路は内側水管端部に設けた内側通煙口によってボイラ中心部の燃焼室と接続し、内側通煙口と管軸方向反対側の外側水管端部に設けた外側通煙口によって燃焼排ガスを排出する煙道と接続しており、外側水管の燃焼ガス通路に面する部分に、扇紙の形の熱吸収用フィンを扇紙形の面が燃焼ガス流に対して垂直となるように多数段取り付け、燃焼ガス通路内では燃焼ガスを水管と平行方向に流動させている多管式貫流ボイラにおいて、熱吸収用フィンを2枚一組とし、各外側水管の同一高さ位置に2枚づつの熱吸収用フィンを多数段取り付けることを特徴とする多管式貫流ボイラ。

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