特許
J-GLOBAL ID:200903063086618297

位相差板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-305192
公開番号(公開出願番号):特開平6-160623
出願日: 1992年11月16日
公開日(公表日): 1994年06月07日
要約:
【要約】【目的】 フィルムの略全域に亘り均一でかつ優れた位相差補償性能と視野角特性を有する位相差板を容易に製造できる方法を提供すること。【構成】 ポリサルフォンフィルムをテンター延伸機を使用して横一軸延伸しかつ延伸されたこのフィルム1の横方向両端部をその長さ方向の寸法を維持しながら賦形して波形状の弛み部10を形成し、この波形形状を保持しながらフィルム把持用針22を備えた把持手段2により上記弛み部10を把持させた後、加熱処理を施してフィルムの縦方向寸法を縮小させて位相差板を製造する。そして、フィルムの横方向両端部をその波形形状を保った状態で把持し加熱処理を施しているためフィルムの横方向の部分収縮(ネックイン)が起こらず、かつ、上記波形形状が平坦形状になるまで縦方向の均等な収縮が可能となり縦方向の縮小率を一定に制御できる。
請求項(抜粋):
熱可塑性樹脂フィルムを横一軸延伸した後、この熱可塑性樹脂フィルムの縦方向を熱収縮させて位相差板を製造する方法において、横一軸延伸された熱可塑性樹脂フィルムの横方向両端部をその長さ方向の寸法を維持しながら賦形して上記両端部に波形状の弛み部を形成し、かつ、この波形形状を保持しながら複数のフィルム把持用針を備えた把持手段により上記弛み部を把持させた後、加熱処理を施して上記熱可塑性樹脂フィルムの縦方向を熱収縮させることを特徴とする位相差板の製造方法。

前のページに戻る