特許
J-GLOBAL ID:200903063092190533
制震構造物用可変減衰装置
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (1件):
久門 知 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-226243
公開番号(公開出願番号):特開平9-072126
出願日: 1995年09月04日
公開日(公表日): 1997年03月18日
要約:
【要約】【課題】 種々の要因に対し安定的に作動する可変減衰装置を提供する。【解決手段】 シリンダ2内に両ロッド型のピストン3を摺動自在に設ける。ピストン3の左右の油圧室6を結ぶ流路に、流量調整弁12を設ける。コンピュータ14が構造物の応答に基づいて、減衰力指令値S1を減衰力コントローラ13に入力する。両油圧室6に設けた圧力センサー23で、装置1の発生する実際の減衰力を油圧検出値S6,S7の形で検出する。弁開度センサー22で、流量調整弁12の実際の開度を弁開度検出値S5として検出する。装置速度センサー41で、実際の装置速度を装置速度検出値S9として検出する。これらの検出値を、減衰力コントローラ13に送る。第1段として装置速度検出値S9が設定値α以下を不感帯とし、続いて各検出値を基に、減衰力指令値S1を補正し、最終的に弁開度制御指令値S4を出力し、流量調整弁12の開度を調整する。
請求項(抜粋):
構造物の架構本体及び耐震要素または耐震要素どうしの一方に連結されるシリンダと、前記架構本体及び耐震要素または耐震要素どうしの他方に連結され、前記シリンダ内で往復動する両ロッド形式のピストンと、前記ピストンの両側に設けられた油圧室と、前記両油圧室を連結する流路と、前記流路に設けられた流量調整弁と、前記流量調整弁の開度を制御する制御手段とを有する制震構造物用可変減衰装置において、前記制御手段は、振動外力による前記構造物の応答に基づいて装置の発生すべき減衰力を判断し、該減衰力に対応する値を減衰力指令値S1として出力する減衰力判断手段と、前記流量調整弁の開度を検出し、該開度に対応する値を弁開度検出値S5として出力する弁開度検出手段と、前記両油圧室の油圧を検出し、該油圧に対応する値をそれぞれ油圧検出値S6、S7として出力する圧力検出手段と、前記両油圧検出値S6、S7の差に対応する値を差圧値S8として出力する減算回路と、前記シリンダとピストンの相対速度を検出し、該速度に対応する値を装置速度検出値S9として出力する装置速度検出手段と、前記装置速度検出値S9が設定値αより小さい場合、または前記減衰力指令値S1と前記差圧値S8の符号を判断し同符号の場合には、前記減衰力指令値S1に対応する値を圧力指令値S2として、前記装置速度検出値S9が設定値α以上で、かつ前記減衰力指令値S1と前記差圧値S8の符号が異符号の場合には、前記流量調整弁の開度が全開となる値に相当する値を弁開度指令値S3として出力する指令値判断回路と、前記圧力指令値S2に対し、前記差圧値S8をフィードバックして補正を行い、その補正値に相当する弁開度指令値S3を出力する圧力コントローラ回路と、前記弁開度指令値S3に対し、前記弁開度検出値S5をフィードバックして補正を行い、その補正値に相当する弁開度制御指令値S4を出力する弁開度コントローラ回路と、前記弁開度制御指令値S4に基づいて、前記流量調整弁を作動させる作動手段とからなることを特徴とする制震構造物用可変減衰装置。
IPC (3件):
E04H 9/02 311
, E04H 9/02 351
, F16F 15/02
FI (3件):
E04H 9/02 311
, E04H 9/02 351
, F16F 15/02 A
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