特許
J-GLOBAL ID:200903063096389687

フライホイール型エネルギ蓄積装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 神戸 典和 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-047974
公開番号(公開出願番号):特開2000-249042
出願日: 1999年02月25日
公開日(公表日): 2000年09月12日
要約:
【要約】【課題】フライホイールをそれのスピン軸線が変化し得るようにx軸およびy軸まわりに回転可能に支持台に対して支持するフライホイール型エネルギ蓄積装置において、フライホイールのジャイロ効果を、そのフライホイールと支持台との相対角の増加防止と、フライホイールを回転可能に支持する軸受の荷重の増加防止という背反する2つの要求が同時にできる限り満たされるように抑制する。【解決手段】4個のプーリ体90,92,94,96 が4本のワイヤ98により連結されて構成された4組のプーリ装置100,102,104,106 を含むコントローラ要素40により、x軸に関する物理量とy軸に関する物理量との力学的関係を、x軸に関する物理量を入力、y軸に関する物理量を出力とする正方向力伝達系と、y軸に関する物理量を入力、x軸に関する物理量を出力とする逆方向力伝達系とが位相に関して実質的に 180度ずれるように制御する。
請求項(抜粋):
移動体に取り付けられる支持台と、自身の慣性によりスピンし続けることによって運動エネルギを蓄積するフライホイールと、軸受を介してそのフライホイールをそれのスピン軸線まわりに回転可能に支持するフライホイール支持体と、前記スピン軸線が絶対空間内において変化し得るように前記フライホイール支持体を前記支持台に対して支持するジンバルであって、フライホイール支持体には第1軸線まわりに、支持台には前記第1軸線と直角な第2軸線まわりにそれぞれ相対回転可能に連携させられるジンバル枠を有するものと、前記フライホイールと前記フライホイール支持体との間に設けられ、フライホイールの回転により電気エネルギを発生させる発電機とを含み、フライホイールに蓄積された運動エネルギを必要に応じて電気エネルギに変換して出力するフライホイール型エネルギ蓄積装置において、前記スピン軸線が前記支持台に対して、前記第1および第2軸線の各々のまわりに相対的に回転する角度とそれの角速度との少なくとも一方である第1物理量と、前記フライホイール支持体に第1および第2軸線の各々のまわりに作用するモーメントである第2物理量との間における力学的関係を制御する制御装置であって、第1軸線に関する第1物理量を入力、第2軸線に関する第2物理量を出力とする力伝達系を正方向力伝達系、第2軸線に関する第1物理量を入力、第1軸線に関する第2物理量を出力とする力伝達系を逆方向力伝達系とした場合に、正方向力伝達系を規定する伝達関数と逆方向力伝達系を規定する伝達関数とが位相に関して互いに実質的に180度ずれるように前記力学的関係を制御するものを設けたことを特徴とするフライホイール型エネルギ蓄積装置。

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