特許
J-GLOBAL ID:200903063123820026
PV切替式2自由度PID制御装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-247245
公開番号(公開出願番号):特開平7-104807
出願日: 1993年10月04日
公開日(公表日): 1995年04月21日
要約:
【要約】【目的】PID演算部1を用い制御対象2に対し定値制御を行う場合、外乱応答を良くしオーバシュートを抑制するため設定値SVを1次遅れの目標値フィルタ3を介し、内部設定値SV1として与える2自由度PID制御を用いるが、この制御でプログラム制御を行うと、ランプ区間で目標値フィルタによる定常オフセット時間tの制御遅れが発生するので、これを改善する。【構成】切換部4は切換点算出部41を介し、設定値SVのランプ区間におけるランプ/定値切換点から定常オフセット時間だけ手前の時点の設定値TPを算出し、比較器42を介しPV値がTP値を越える迄は切換スイッチ5を下側に切換え、設定値SV=内部設定値SV1として通常PID制御を行い、ランプ区間での制御遅れを取除く。PV値がTP値を越えると切換部4は切換スイッチ5を上側に切換え、設定値SVを目標値フィルタ3を介して与える2自由度PID制御に入る。
請求項(抜粋):
設定値に1次遅れ演算を行い内部設定値として出力する目標値フィルタと、この内部設定値と制御対象の出力としての実際値との偏差を入力し、この偏差を小とするようにこの偏差にPID演算を行って、このPID演算の出力としての操作量を前記制御対象に与えるPID演算部とを備えた目標値フィルタ型2自由度PID制御装置において、設定値が所定の勾配のランプ区間と定値のソーク区間とを持つプログラム制御を行う際は、ランプ区間の立上り時点から、ランプ区間とこの区間に続くソーク区間との切換わり時点よりランプ区間における前記目標値フィルタの応答の定常オフセット時間分だけ手前の時点の設定値を前記実際値が越える迄の期間、前記目標値フィルタを介することなく設定値を前記PID演算部に与える手段を備えたことを特徴とするPV切替式2自由度PID制御装置。
IPC (3件):
G05B 11/36 505
, G05B 11/36 501
, G05B 11/42
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