特許
J-GLOBAL ID:200903063195548207

プロピレンの最大生産のためのC4オレフィンストリームの処理

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 朝倉 勝三
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-520241
公開番号(公開出願番号):特表2007-531696
出願日: 2004年07月12日
公開日(公表日): 2007年11月08日
要約:
外部からのエチレンの供給が制限される場合に、プロピレンの生産を最大とするため、炭化水素のクラッキング処理からのC4カットを、初めに、イソブチレンの除去以前に、エチレンを追加することなく、自己メタテシスに供する。これは、プロピレン及びペンテンを生成する反応を促進する。ついで、生成したエチレン及びプロピレンを除去して、C4及び重質成分を残す。ついで、C5及び重質成分を除去して、1-ブテン、2-ブテン、イソブチレン、及びイソ-及びノルマルブタンを残す。次に、イソブチレンを、好ましくは、接触蒸留ヒドロ異性化脱イソブチレン塔によって除去する。ついで、イソブチレンフリーのC4ストリームを、自己メタテシス生成物から除去されたエチレン生成物及び必要な外部からの新たなエチレンと混合し、一般的なメタテシスに供して、更なるプロピレンを生成する。
請求項(抜粋):
n-ブテン、イソブチレン、パラフィン、及び10,000 ppm未満のブタジエンを含有するC4オレフィンストリームからプロピレンを製造する方法であって、 a.C4オレフィンストリームをメタテシス触媒と接触させて、自己メタテシスを生じさせ、エチレン及びプロピレン及びイソブチレンを含む重質オレフィン及びパラフィンを含有する自己メタテシス生成物を生成し; b.エチレンストリームを除去するため、前記自己メタテシス生成物を分別して、前記プロピレン及び前記重質オレフィン及びパラフィンの脱エチレンストリームを残し; c.プロピレン生成物を除去するため、前記脱エチレンストリームを分別して、前記重質オレフィン及びパラフィンの脱プロピレンストリームを残し; d.イソブチレンを除去するため、前記脱プロピレンストリームを処理して、パラフィンをも含有する残留C4及び重質オレフィンストリームを残し; e.前記残留C4及び重質オレフィンストリームの一部をパージして、パラフィンの蓄積を制限し; f.前記残留C4及び重質オレフィンストリームの残部を、一般的なメタテシスに充分な量のエチレンと混合し、ここで、エチレンの前記量は、前記の除去されたエチレンストリームと、外部からの新たなエチレンであって、前記外部からの新たなエチレン:前記C4オレフィンストリームにおけるn-ブテンのモル比が0〜0.8となる量の外部からの新たなエチレンとを包含するものあり;及び g.前記混合物をメタテシス触媒と接触させ、これによって、更なるプロピレンを含有する一般的なメタテシス生成物を生成する、 工程を包含することを特徴とする、プロピレンの製法。
IPC (3件):
C07C 4/06 ,  C07C 11/06 ,  C07C 7/04
FI (3件):
C07C4/06 ,  C07C11/06 ,  C07C7/04
Fターム (15件):
4H006AA02 ,  4H006AC27 ,  4H006AC29 ,  4H006AD11 ,  4H006BA06 ,  4H006BA14 ,  4H006BA30 ,  4H006BA55 ,  4H006BC30 ,  4H006BC31 ,  4H006BD60 ,  4H006BD70 ,  4H006BD84 ,  4H039CA29 ,  4H039CE90
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • プロペンの製造方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-295739   出願人:ビーエーエスエフアクチェンゲゼルシャフト
  • プロペンの製造方法および装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-263896   出願人:ビーエーエスエフアクチェンゲゼルシャフト

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