特許
J-GLOBAL ID:200903063206161830

エアリークテスト方法およびエアリークテスト装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 渡辺 昇 ,  原田 三十義
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-334581
公開番号(公開出願番号):特開2004-170167
出願日: 2002年11月19日
公開日(公表日): 2004年06月17日
要約:
【課題】エアリークテストにおいて、工程時間、閾値の設定を簡易化,自動化する。【解決手段】リークテストモードでは、主通路11の供給弁V1を開いてテスト圧を供給する工程と、供給弁V1を閉じて分岐通路12a,12bをテスト圧源から遮断する第1平衡工程と、遮断弁V3を閉じてワークWとマスタ容積部15の連通を遮断する第2平衡工程と、ワークとマスタ容積部との差圧に基づいてワークの良否を判定する検出工程とを実行する。第1設定モードでは、仮設定されたテスト圧供給工程時間で第1平衡工程での圧力降下のデータを得、これに基づきテスト圧供給工程時間を設定する。次の第2設定モードでは、仮設定した第1平衡工程時間で、ワーク側閉鎖系に所定量の擬似漏れを発生させる場合と発生させない場合に分けて測定を行い、その検出差圧の分布データに基づき、第1平衡工程時間を設定するとともに、良否判定の閾値として設定する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
上流端がテスト圧源に接続された主通路と、主通路に設けられた供給弁と、主通路から分岐したワーク側分岐通路およびマスタ側分岐通路と、ワーク側分岐通路とマスタ側分岐通路の少なくとも一方に設けられた遮断弁と、マスタ側分岐通路の下流端に設けられたマスタ容積部と、このマスタ容積部とワーク側分岐通路の下流端に接続されるワークとの差圧を検出する差圧センサとを用意し、 通常のリークテストモードでは、 (i)ワーク側分岐通路の下流端にワークを接続した状態で、上記供給弁を開いてテスト圧を供給するテスト圧供給工程と、 (ii)上記供給弁を閉じてワーク側分岐通路およびマスタ側分岐通路をテスト圧源から遮断する第1平衡工程と、 (iii)上記遮断弁を閉じてワークとマスタ容積部の連通を遮断する第2平衡工程と、 (iv)上記ワークとマスタ容積部との間の差圧を上記差圧センサで検出し、この検出差圧に基づいてワークの良否を判定する検出工程と、 を実行するエアリークテスト方法において、 上記リークテストモードに先立ち、漏れ無しワークをワーク側分岐通路に接続した状態で第1,第2設定モードを実行し、 上記第1設定モードでは、仮設定されたテスト圧供給工程時間で上記テスト圧供給工程と第1平衡工程を実行することにより、第1平衡工程初期の圧力降下のデータを、供給弁の下流側に接続された圧力センサから得、この圧力降下が所定範囲内に収まるまでテスト圧供給工程の仮設定時間を変えて上記作業を繰り返し、圧力降下が所定範囲に収まった時の仮設定時間を、テスト圧供給工程時間として設定し、 上記第2設定モードでは、上記第1設定モードで設定されたテスト圧供給工程時間および仮設定した第1平衡工程時間を用い、擬似漏れ手段によりワーク側閉鎖系に所定量の擬似漏れを発生させる場合と発生させない場合に分けて、テスト圧供給工程から検出工程を多数回実行することにより、これら2つの場合の検出工程における検出差圧またはこの検出差圧に基づく演算値の分布データを得、両分布の関係が所望の関係になるまで上記第1平衡工程の仮設定時間を変えて上記作業を繰り返し、両分布の関係が所望の関係に達した時の仮設定時間を、第1平衡工程時間として設定するとともに、両分布間の値を良否判定の閾値として設定することを特徴とするエアリークテスト方法。
IPC (1件):
G01M3/26
FI (2件):
G01M3/26 A ,  G01M3/26 N
Fターム (5件):
2G067BB02 ,  2G067BB04 ,  2G067BB28 ,  2G067CC04 ,  2G067DD03

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