特許
J-GLOBAL ID:200903063216528155

トラック搭載型クレーンの安全装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-232076
公開番号(公開出願番号):特開平8-073189
出願日: 1994年08月31日
公開日(公表日): 1996年03月19日
要約:
【要約】【目的】 トラック搭載型クレーンBの安全装置には、左右の各ジャッキ4,4のいずれか一方の支持力が所定値以下となった時を検出してトラックAの左右方向への転倒を防止するものがあったが、この安全装置では、トラック搭載型クレーンBの強度限界を越えるクレーン作業を防止できないばかりでなく、トラックAの前方への転倒を防止できなかった。本発明は、これらを確実に防止することのできる安全装置を提供しようとするものである。【構成】 前記各ジャッキ4,4のいずれか一方の支持力が所定値以下となった時を検出してトラックAの左右方向への安定限界を示す限界信号を出力する安定限界信号出力部10、伸縮ブーム6に作用する負荷Fの負荷限界を示す負荷限界信号を出力する負荷限界信号出力部12、およびこれら両限界信号出力部からの信号で以て作動してトラック搭載型クレーンの作動を停止する作動停止手段または警報手段11とで以て構成した。
請求項(抜粋):
左右端部に開口部を有する案内筒2,2を備えた基台1であって案内筒2,2がトラックAの運転室A1と荷台A2間のシャーシフレームA3上に横架状態となるようにして取付けられた基台1、前記基台1の案内筒2,2の左右の開口部にそれぞれ伸縮自在に嵌挿された左右一対のアウトリガビーム3,3、各アウトリガビーム3,3の外端部にそれぞれ垂設されたジャッキ4,4、前記基台1に旋回駆動自在に取りつけた旋回ポスト5、旋回ポスト5に起伏自在に取付けられブーム起伏シリンダ6aにより起伏駆動される伸縮ブーム6、および前記旋回ポスト5または伸縮ブーム6基端部に取付けたウインチ7とを備え、伸縮ブーム6の先端部に配置したブーム先端滑車6bを経由して引き出された前記ウインチ7からのワイヤロープ8で以て吊具9を吊下してなるトラック搭載型クレーンBに用いられる安全装置であって、当該安全装置を、前記各ジャッキ4,4のいずれか一方の支持力が所定値以下となったことを検出してトラック搭載型クレーンBが取付けられたトラックAの左右方向への安定限界を示す安定限界信号aを出力する安定限界信号出力部10、伸縮ブーム6に作用する負荷Fの負荷限界を示す負荷限界信号bを出力する負荷限界信号出力部12、およびこれら両限界信号出力部10,12からの安定限界信号および負荷限界信号で以て作動してトラック搭載型クレーンBの作動を停止する作動停止手段または警報手段11とで以て構成すると共に、前記負荷限界信号出力部12を、伸縮ブーム6の起伏角度θおよび長さLを検出する伸縮ブーム姿勢検出手段12a、伸縮ブーム6がトラックAの前方領域に位置する如き旋回ポスト5の旋回角度Θを検出する伸縮ブーム前方領域検出手段12b、伸縮ブーム6に作用するブーム負荷Fを負荷実際値として検出する伸縮ブーム負荷検出手段12c、および前記各検出手段からの検出信号を受け取って演算する演算手段であって前記伸縮ブーム前方領域検出手段12bが伸縮ブーム6の前方領域を検出していない時には伸縮ブーム6に作用する負荷Fがトラック搭載型クレーンBの強度によって定まる強度限界値Famax に達すると前記負荷限界信号を出力し、前記伸縮ブーム前方領域検出手段12bが伸縮ブーム6の前方領域を検出している時には伸縮ブーム6に作用する負荷FがトラックAを前方へ転倒させる前方転倒限界対応値Fbmax に達すると前記負荷限界信号bを出力する演算手段13とで以て構成したことを特徴とするトラック搭載型クレーンの安全装置。
IPC (4件):
B66C 23/90 ,  B60S 9/02 ,  B66C 23/78 ,  B66C 23/88

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