特許
J-GLOBAL ID:200903063230240113

溶融金属めっき浴浸漬部材とその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 章一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-283765
公開番号(公開出願番号):特開平7-268594
出願日: 1994年11月17日
公開日(公表日): 1995年10月17日
要約:
【要約】【目的】 溶融亜鉛めっき浴の浸漬部材 (シンクロール、サポートロール) 表面への合金層、異物の付着を抑制し、めっき品質を改善する。【構成】 部材10の表面上に、Co、Ni、その合金の1種以上を5〜30重量%含み、残部が炭化物から成るサーメット皮膜からなる厚さ20〜200 μmの第1溶射層12と、安定化ジルコニアの粉末60〜90体積%と、ジルコニア30〜60重量%、チタニア0〜30重量%、残部アルミナからなる硬質セラミックの粉末10〜40体積%との混合粉末を溶射して形成したセラミック皮膜からなる厚さ20〜200 μmの第2溶射層14とを設け、さらに第2溶射層をB2O3, P2O5, およびSiO2の1種以上の酸化物からなるガラス質封孔層16で封孔する。
請求項(抜粋):
溶融金属めっき浴浸漬部材であって、(i) その表面に設けた、Co、Niおよびその合金の1種または2種以上を5〜30重量%含み、残部がWC, Cr3C2, TiC, ZrC, NbC, VC, TaC, Mo2C, SiC, およびHfCよりなる群から選んだ1種または2種以上の炭化物からなるサーメット皮膜である、厚さ20〜200 μmの第1溶射層と;(ii)該第1溶射層の上層として設けた、イットリア、マグネシアおよびカルシアの少なくとも1種の添加により安定化されたジルコニアの粉末60〜90体積%と、ジルコニア30〜60重量%、チタニア0〜30重量%、残部アルミナから成る硬質セラミックの粉末10〜40体積%との混合粉末を溶射して得たセラミック皮膜であって、厚さ20〜200 μmの第2溶射層と;(iii) 該第2溶射層表面を封孔する、B2O3, P2O5, およびSiO2の少なくとも1種の酸化物からなるガラス質封孔層とを備えていることを特徴とする、溶融金属めっき浴浸漬部材。
IPC (3件):
C23C 4/10 ,  C23C 2/00 ,  C23C 28/04

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