特許
J-GLOBAL ID:200903063240988221

顔画像認識装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 役 昌明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-177256
公開番号(公開出願番号):特開平10-003548
出願日: 1996年06月18日
公開日(公表日): 1998年01月06日
要約:
【要約】【課題】 入力顔画像がデータベースに登録しているどのモデル顔の人物のものかを認識する顔画像認識装置を提供する。【解決手段】 入力顔にマッチするモデル顔を段階的に絞り込むために、第1のモデル限定手段4及び第2のモデル限定手段8と、第1のモデル選択手段7及び第2のモデル選択手段9と、モデル毎に最適な固有空間を計算・保持する固有空間保持手段5とを有する。そして、第一段階のモデル選択(第1のモデル選択手段)によって入力画像にマッチする尤もらしいモデルの候補を絞りこみ、続いて、その中から第二段階の選択によって第一段階とは異った特徴抽出を用いて最終的な認識を行なう。これにより、登録モデル画像数の大きい大規模なシステムに於いても正答率の低下を招かない。
請求項(抜粋):
モデル顔画像(モデル顔ベクトルとも呼ぶ)を入力するモデル顔画像入力手段と、モデル顔画像から特徴を抽出する第1の特徴抽出手段と、前記モデル顔画像から入力された顔画像から前記第1の特徴抽出手段を用いて特徴抽出した結果を保持する第1のモデル特徴ベクトル保持手段と、各モデル顔画像おのおのに対してその特徴ベクトルとの変動が、ある一定の条件を満足する特徴ベクトルを有するモデルの集合を取り出す第1、及び第2のモデル限定手段と、各モデル顔画像毎に、前記第1のモデル限定手段が限定したモデル顔の集合に対して次式1【数1】で定義される散在性評価行列の固有値の最大のものからN番目までのものとそれに対応する固有ベクトルを計算し、これを各モデル毎に保持するモデル固有空間保持手段と、認識すべき対象顔画像(対象顔ベクトルとも呼ぶ)を入力する対象顔画像入力手段と、顔画像から特徴を抽出する第2の特徴抽出手段と、前記対象画像入力手段から入力された対象顔画像から前記第2の特徴抽出手段によって抽出された特徴ベクトルを保持する第1の対象画像特徴ベクトル保持手段と、前記モデル顔画像入力手段から入力されたおのおののモデル顔画像から前記第2の特徴抽出手段によって抽出された特徴ベクトルを保持する第2のモデル特徴ベクトル保持手段と、前記第1の対象画像特徴ベクトル保持手段に保持された特徴ベクトルに対して、第2のモデル特徴ベクトル保持手段に保持されたモデル特徴ベクトルの中で対象画像特徴ベクトルからの変動が最も小さいものを見いだす第1のモデル選択手段と、前記第1のモデル選択手段が選択したモデル顔ベクトルに対して前記第2のモデル限定手段によって限定されたモデル顔ベクトル M の中で、前記モデル固有空間保持手段に保持されているN個の固有ベクトルEj (j=1..N) によって張られる空間に次式2【数2】に従って射影して得られる点 m の、同一の固有空間に同じく前記数式2に従って射影された対象顔ベクトル I の点 i からの変動が最小のモデル顔ベクトルを選択する第2のモデル選択手段を具備することを特徴とする顔画像認識装置。
IPC (2件):
G06T 7/00 ,  G06T 1/00
FI (2件):
G06F 15/70 460 B ,  G06F 15/62 380

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