特許

J-GLOBAL ID：200903063241601738

樹脂流動解析装置及び樹脂流動解析方法

発明者： 平山 紀夫
出願人/特許権者： 株式会社ニットーボー・エフアールピー研究所 ,  日東紡績株式会社
代理人 (1件)： 長谷川 芳樹 (外2名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2001-205232
公開番号（公開出願番号）：特開2003-011170
出願日： 2001年07月05日
公開日（公表日）： 2003年01月15日
要約：

【要約】【課題】 内部に多孔質媒体が配されると共にピンチ構造が採られた型内における樹脂のフローフロントの位置を求めることができる樹脂流動解析装置の提供。【解決手段】 樹脂のフローフロントの位置を有限要素解析を用いて求める樹脂流動解析装置1であって、ピンチ部における多孔質媒体への樹脂の透過し易さを示す透過率Kaに関する情報及びこの透過率Kaよりも値の大きな透過率Kbに関する情報を格納した格納部30と、ピンチ部を含んだ形状データに基づいて成形品の形状を複数の要素に分割し、有限要素解析を実行する有限要素解析部10と、有限要素解析の結果に基づいて、樹脂のフローフロントを表示するための表示制御部40と、を備え、有限要素解析部10は、ピンチ部に相当する要素の圧力が基準値PA以上となった場合に、この要素における透過率Kaを透過率Kbに変更する。

請求項（抜粋）：

多孔質媒体がキャビティに配された型内へ樹脂を注入して成形品を得る成形法における前記樹脂のフローフロントの位置を、有限要素解析を用いて求める樹脂流動解析装置であって、前記成形品の形状を示す形状データを入力する手段と、前記形状のうちの外周に沿った特定領域を指示するための手段と、単位時間当りに前記型内へ流入される前記樹脂の流量Qを入力する手段と、前記型内のX方向についての前記多孔質媒体への前記樹脂の透過し易さを示す透過率Kxに関する情報を、前記成形品の形状に関連付けて入力する手段と、前記型内のY方向についての前記多孔質媒体への前記樹脂の透過し易さを示す透過率Kyに関する情報を、前記成形品の形状に関連付けて入力する手段と、前記特定領域における前記多孔質媒体への前記樹脂の透過し易さを示す透過率Kaに関する情報を入力する手段と、単位時間当りに前記多孔質媒体に浸透する樹脂の体積を示す流体体積V(P)を、前記成形品の形状に関連付けて入力する手段と、入力された前記形状データに基づいて、前記成形品の形状を複数の要素に分割する手段と、前記透過率Kx及び前記透過率Kyに基づいて前記特定領域を除いた前記各要素における前記透過率Kx及び前記透過率Kyを決定すると共に、前記透過率Kaに基づいて前記特定領域に対応する前記各要素における前記透過率Kaを決定する透過率決定手段と、前記流量Q、前記透過率Kx、前記透過率Ky、各要素の圧力P、及び当該圧力Pに依存する前記流体体積V(P)の下記関係式(1)に関するデータを格納した格納手段と、【数1】予め定められた時刻ごとに、入力された前記流量Q、前記各要素の前記透過率Kx、及び前記各要素の前記透過率Kyに基づいて、前記関係式(1)より前記各要素の圧力Pを算出する手段と、前記時刻において前記圧力Pが所定値以上となった要素を、当該時刻における前記樹脂のフローフロントとして表示するための表示制御手段と、前記指示された前記形状の外周に沿った特定領域に相当する前記要素の圧力Pが所定の基準値PA以上になった場合に、この要素における前記透過率Kaを当該透過率Kaよりも値が大きな透過率Kbに変更する透過率変更手段と、を備えることを特徴とする樹脂流動解析装置。

IPC (4件)：

B29C 45/26 ,  B29C 45/76 ,  G06F 17/13 ,  G06F 17/50 612

FI (4件)：

B29C 45/26 ,  B29C 45/76 ,  G06F 17/13 ,  G06F 17/50 612 H

Fターム (19件)：

4F202AM23 ,  4F202AR18 ,  4F202CA11 ,  4F202CD21 ,  4F202CD28 ,  4F202CK15 ,  4F206AM23 ,  4F206AR18 ,  4F206JA07 ,  4F206JL09 ,  4F206JM05 ,  4F206JN25 ,  4F206JP13 ,  4F206JP18 ,  4F206JQ07 ,  5B046AA05 ,  5B046JA09 ,  5B056BB03 ,  5B056HH00