特許

J-GLOBAL ID：200903063256044312

顕微鏡

発明者： 利光 邦夫
出願人/特許権者： 株式会社ニコン
代理人 (1件)： 木内 修
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平8-029995
公開番号（公開出願番号）：特開平9-197289
出願日： 1996年01月23日
公開日（公表日）： 1997年07月31日
要約：

【要約】【課題】 面倒な調整作業が不要で、かつ高価な光学素子を用いずに無染色の標本の観察を可能にした顕微鏡を提供する。【解決手段】 ステージ1上に載置された標本2の像を形成する対物レンズ3を備えた顕微鏡において、対物レンズの光軸に対して斜めの方向から標本を照明すると共に、方向の異なる2つの照明光を切り替えて照射する斜光照明装置4と、標本の像を受け、画像信号を出力するテレビカメラ5と、2つの照明光の各々による照明時に得られる画像信号の各々の差を演算し、1つの画像を形成する画像処理装置6と、画像を表示するモニタとを備える。斜光照明装置4が方向の異なる2つの照明光A、Bを切り替え、各照明光により光軸に対して斜めの方向から標本を照明し、撮像手段から出力される条件の異なる2つの画像信号に基づき画像処理装置6が1つの画像を形成するので、無染色の標本のコントラストを強調した画像が得られ、この画像がモニタ7で表示される。

請求項（抜粋）：

ステージ上に載置された標本の像を形成する結像光学系を備えた顕微鏡において、前記結像光学系の光軸に対して斜めの方向から前記標本を照明すると共に、該方向の異なる少なくとも2つの照明光を切り替えて照射する斜光照明手段と、前記標本の像を受け、画像信号を出力する撮像手段と、前記少なくとも2つの照明光の各々による照明時に得られる前記画像信号の各々に基づき、1つの画像を形成する画像処理手段と、前記画像処理手段の出力信号を受けて画像を表示するモニタとを備えることを特徴とする顕微鏡。