特許

J-GLOBAL ID：200903063263050603

走査変換器

発明者： 落部 満
出願人/特許権者： 三菱電機株式会社
代理人 (1件)： 高田 守 (外1名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平3-275307
公開番号（公開出願番号）：特開平5-113477
出願日： 1991年10月23日
公開日（公表日）： 1993年05月07日
要約：

【要約】【目的】 空中線の空間走査方式がランダムなレーダシステム、例えば、追尾レーダシステムのようなものにおいても、航跡表示するためのトレイル処理を行う走査変換器を得ることを目的とする。【構成】 入力される方位角または仰角データを順次記憶するメモリ9を設け、記憶後の方位角データBまたは仰角データEをトレイル処理固有の一定のタイミングで順次取り出して極座標値を直交座標値に変換してトレイル処理するアドレスを生成する。生成されたアドレスが示す画像メモリ部3の領域に記憶されているレーダ画像データVを読み出し、一定量の減衰演算を行った後、再び同じアドレスの画像メモリ部3の領域に書き込む。その後、画像メモリ部3に記憶され、トレイル処理されたレーダ画像データVは、画像メモリ部3から読み出されて表示される。

請求項（抜粋）：

レーダ画像を表示するレーダ表示装置において、アナログ入力のレーダ画像データをデジタル値に変換するデジタル変換部と、レーダ画像データの方位角データまたは仰角データと距離データとによって、レーダ画像データを記憶させる画像メモリ部のアドレスを計算する座標変換部と、上記レーダ画像データを記憶する画像メモリ部と、上記画像メモリ部に記憶されたレーダ画像データを一定時間に一定量づつ減衰させて航跡表示する目的のため、入力される方位角データまたは仰角データを順次記憶するメモリ、記憶後の方位角データまたは仰角データによって、減衰演算を行う画像メモリ部のアドレスを生成するアドレス生成回路及び生成したアドレスより読み出したレーダ画像データの減衰演算を行う減衰演算回路によって構成されるトレイル処理部と、上記画像メモリ部のアドレス及び入出力データを切り換え制御する切換回路と、上記画像メモリ部及び切換回路を制御するタイミング制御部とを具備した走査変換器。